紙の辞書を勧める理由

Hello. I’m Kent HIROTANI, an English teacher of EMDC English school.

先日、EMDC English schoolのE-2クラス(小学校高学年向けのクラス)で、紙の辞書を使って、教科書のわからない単語を調べるというアクティビティを行いました。

生徒さんは英和辞典を使うのが初めてだったそうですが、小学校高学年で、国語辞典を使いこなしているせいか、早く辞書を引く事ができていました。

紙の辞書。今じゃほとんど、日常で使う事がなくなったように思います。僕が通っている大学(外国語学部)でも辞書を持ち歩いている人は見た事がありません。今やスマホやパソコンで調べれば、どんな情報でも手に入る時代です。このような時代に、重たく分厚い辞書をいちいち引くなど、時代遅れなのかもしれません。(こんな時代に辞書の早引きをできた生徒さんは逸材!)

しかし、EMDC English schoolではあえて紙の辞書を生徒に使わせています。

それは何故か。

大きく2つの理由があります。

1つは、紙の辞書には正しい情報が載っているからです。

辞書、あるいは、本等の出版物は基本的に厳密なチェックを経て世の中に公開されます。仮に誤っている情報を提供していた場合は、その責任を著者が負うことになっています。そのため、紙の辞書の内容というのは、とても信頼できる情報なのです。それに比べて、ネットの情報はそう言ったチェックを受けずして公開することができるため、誤った情報が流れるケースが多々あります。それは、英語学習サイト然りです。
また、画面に書かれたものよりも紙に書かれたものの方が記憶に残るという研究もあり、英語をこれから身につける生徒さんにとっては、紙の辞書の方がよろしいと思うのです。

 

2つめは、紙の辞書は気が向いた時にパラパラと見ると事ができるからです。

気が向いた時に辞書をパラパラ巡り、その中で新しい言葉にに出会う。そしてそれが学習者の知識になる。その知識はいつ役に立つのかは分かりませんが、私はそれこそが「教養を深める事」だと思っています。このような経験は、必要最低限の情報しか出てこない、ネットや電子辞書では得られないものです。

 

主にこの2点の理由から、当教室では紙の辞書を取り入れています。

実際に私も、中学校を卒業するまでは分からない英語はすべて紙の辞書で調べていました。なかなか覚えられず何度も引いてしまう言葉にはマーカーを引いたものです。また、私は暇なときによく辞書を読んでいました。そして、絶対使わないような単語を見つけては喜んでいました。例えば「AAA」は単三電池を表す、「spiderman」は高所作業員を表すなど、覚えなければいけない重要な英語表現はなかなか覚えられないのに、こういった「変な」英語はなかなか頭から離れません。(10年ほど前に調べたものなのに今でも記憶している。)しかし、このような遊びが英語への好奇心を掻き立て、英語を勉強するモチベーションの一つになったと今になって思います。

まだ、紙の辞書を、持っていない、もしくは子供に持たせてないという方は、この際是非紙の辞書を購入してみてはいかがでしょうか?もしかしたら紙の辞書が、果てしない英語のワンダーランドへの扉になるかもしれません。

 

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