こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
入り口を入ってアトリエ内を覗くと、全面ガラス張りの開放感に溢れた空間と、ガラスを通して見える南港のベイエリアの景色、そして降り注ぐ陽光にまずノックアウトされました。
ここは、南港にあるグランドプリンスホテル大阪ベイの28階にあるアトリエ。同フロアでアトリエを運営しているのは、星野リゾートのリゾナーレ大阪。ホテルの中に別のホテルが入居しているちょっと変わった仕組みになっていて、その中に話題のアトリエがあるんです。
「創造力を遊びこむ」をコンセプトに、興味・関心をかき立て、さまざまな表現方法で遊びこむ日本最大級のアトリエとなっていて、世界で最も先進的な乳幼児教育のひとつと言われるイタリア発の「レッジョ・エミリア・アプローチ」を取り入れて世界最先端の教育の場を提供しています。
約470平米もある開放感のあるスペースで、子供達は用意されたマテリアルと呼ばれる沢山の材質の違うモノに触れたり、いじくったり、延々と見つめてみたり、と本能の赴くままに行動します。自分の気になるものを選択し、工夫して考える、モノとモノの関係性から新しい遊びを発見していく様になっていて、日常で行う学校での取り組みや与えられた枠内で遊ぶゲームなどとは真逆の遊び方なんです。
アトリエ内は「興味」「探索」「表現」の3つのエリアがあり、それぞれで選択や探究をしていける造りになっています。
入り口すぐの場所にある地域との繋がりを感じる興味エリアでは、地元のアーティストの作品が置かれていて、そこで子供たちが自由にアート作品と一体化して遊べます。
自分の気になるを見つける探索エリアでは、色や質感、道具、感触などさまざまなモノを感じられる様になっていて、四季によって色が変化する葉や色のグラデーション、窓からの光などを通して色彩感覚が刺激されます。また、柔らかいもの、かたいものなど感触を確かめ、質感・形の発見にもつながる体験も。
粘土や砂にふれて、手でこねたり、粘土に足跡をつけてみたりと全身で体験するものもあり、ゼロから何かをつくったり、壊してやり直したりを繰り返すことが出来ます。また、下から光を照らすライトテーブルの上に広がる砂では、まるで砂のキャンバスに光で画を描くような感覚を楽しめます。
スクリーンに見立てた白い布や壁に、プロジェクターで質感の違うモノを使って光を投影して、色が透き通って見えたり、一つのモノでも見え方が変わったり、光と影の不思議を体験できます。
さまざまな自然物、工業製品、工芸品など、暮らしの中の身近なモノが集まり、多様な表現素材と出会えるのはマテリアルライブラリー。「探究の棚」と呼ばれるこの棚には、「魚・海」「虫・昆虫」「地学・石」「工芸」「工業」といった関係性を持つ5つのテーマに沿ったマテリアルや道具が集まり、子どもはそれらを自由に触ったり、持ち出して遊んだりできる様になっています。ここでも自由な発想で創造性を働かせて遊ぶ機会を提供しており、子供達は飽きることなくキラキラして遊び続けています。
また、表現を深める表現エリアでは、「アトリエリスタ」という芸術の専門知識を持ったスタッフがおり、子供達はアトリエリスタとの対話を通して創造力や自分の表現を深める機会を得ます。決められたものを作るのではなく、自分の主体的な興味や問いを広げ、表現を深めるのです。また、プロジェクト終了後には家族も一緒に振り返りを行います。
少しだけアトリエの様子を覗かせていただいただけですが、この空間は素晴らしいと感じました。何といっても子供達の一生懸命な表情が素敵でした。子供達を見守り、アシストするスタッフも沢山いて、子供達をしっかりフォローしていたのもポイント高し!!子供達は遊んではいるんですが、多分頭の中はフル回転していて、これまで体験したことのないことをしたり、感じたことのない触感で脳内のシナプスは飛びまくりなのだろうと思いました。
小さい頃にこういう刺激を受けられると、その後の成長、発達に大いに良い刺激になるでしょう。
施設概要
星野リゾート リゾナーレ大阪 アトリエ | |
住所 | 大阪市住之江区南港北1-13-11 28階 |
電話番号 | 06-6614-7845(リゾナーレ大阪予約センター) |
営業時間 | 1:00 PM~6:15 PM、翌9:00 AM~12:00 PM * 滞在中何度でも利用可 |
料金 | 宿泊費に含まれる 宿泊費 大人 9,000円〜(3名1室利用時1名あたり、税込) 子ども 1〜12歳 15,000円(税込、アトリエ利用料含む) *但し、1〜5歳の子供でベッドを使用せず添い寝の場合は12,000円 |
対象 | リゾナーレ大阪宿泊者 |
公式HP | こちらから |

