こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
2024年12月7日(土)、 心斎橋で初出店となる宇治茶専門店の「祇園辻利」と宇治茶専門茶寮の「茶寮都路里」が大丸心斎橋店に開店しました。
茶葉や漆器、お茶関連製品を販売する祇園辻利の隣に宇治茶とスイーツなどを楽しめる茶寮都路里があり、飲食してから買い物、買い物してからちょっと一息、どちらにしても本格宇治茶を楽しめる店舗構成になっています。
オープン初日は、開店前から列を作ってオープンを待つ人もいて、その人気ぶりが伺えました。
祇園辻利では、製品販売以外に、試飲出来るカウンターが用意されていて、様々な抹茶や茶葉をベースにしたハーブティーなどを試飲することが出来ます。カウンターの隅には小型の石臼が置かれていて、実際に茶葉をひく体験も可能。その横には種類の違う抹茶が置かれていて、気になる銘柄を試飲出来ます。それぞれの缶に書かれている名前は、茶道の流派から認められて頂戴した茶銘で、飲み比べるとしっかりと味の違いがわかるほどそれぞれに個性を持っているので、気になる茶銘があればぜひ試飲してみてください。
その横にはカラフルな色とりどりの水出しのお茶やハーブティーも。ここで働いているスタッフは皆さん、祇園辻利のスタッフなのでお茶の淹れ方も独特で、プロならではの最高の味のお茶を用意してくれます。
ここで少しプチ情報。
皆さんは、抹茶を飲んだり、抹茶スイーツを食べたことがあると思いますが、抹茶がどんなものかご存じですか?
ほうじ茶や緑茶、玉露などは茶葉を急須にいれてお茶を作ったことがあると思いますが、抹茶は?
茶道でお茶を点てる時に、師範や先生が茶筅でシャカシャカする時に抹茶が使われることは知っていても、自分で自宅で抹茶をいれたことがあるという人はかなり少ないのでは?
インスタントのパウダーはカウントしたらだめですよ。
そうなんです。抹茶というのは茶葉ではなく、収穫前に日陰にした場所で育てた茶葉を石臼で曳いて粉状にしたものなんです。日陰で育てることで茶葉の中の渋味や苦味になる成分を抑えて、同時に甘みを醸成させた茶葉を使っているので、抹茶の奥深い味わいが出せるんです。
そのため、抹茶と言っても、茶葉の育て方や使用する茶葉の種類、蒸したり、乾燥させたり、粉状にする際の製法などで同じ抹茶でも雲泥の差が生まれます。
祇園辻利や茶寮都路里で使用される抹茶は、宇治茶の中でも最高のものを厳選しているので深みのある苦味と甘さが調和していて唸る美味しさに仕上がっています。
祇園辻利の店内には、茶葉や茶器、そして茶葉や抹茶を使った製品が沢山並んでいます。 同店舗限定の商品や期間限定の品も。特に新製品の抹茶バターサンドラムレーズンは、抹茶の苦味の効いたクッキーとラムのパンチが効いたバタークリームの組み合わせが本物の抹茶のうまさを引き出しています。
祇園辻利は創業した1860年以来、祇園から宇治茶の豊かな味わいと愉しみを届け続けており、その味を店舗でも体験してもらうために始めたのが、抹茶パフェの先駆け「茶寮都路里」。
本格的な抹茶を味わえる他、抹茶を使ったスイーツや食事も用意。特に大丸心斎橋店だけで限定販売する「一期一茶(いちごいっさ)」は、職人が一点ずつ丁寧に作った、米粉使用の石臼抹茶クッキーや抹茶マカロンの円いフォルムが特徴。小麦アレルギーにも配慮し、クッキーやマカロン以外にも抹茶アイス、抹茶あん、抹茶ホイップ、抹茶ゼリー、抹茶みつと抹茶だらけ。 この贅沢な抹茶パフェを食べてみると、抹茶の渋みと甘みが仲良く絡み合っていて、食べ進んで層が変わるごとに味も食感も変化する贅沢さで、大人から子供まで幅広い層に好まれそう。
茶寮都路里は、伝統的な抹茶を重んじながら新たな魅力を引き出すべく、碾茶(てんちゃ)と 呼ばれる抹茶の原料を駆使し、旨味を堪能する和と洋の融合を感じられるここでしか味わえない抹茶ス イーツを用意した、と説明してくれました。
茶寮都路里は、店内全体が和モダンで統一されていて、落ち着いた作り。 全64席で、専用QRコードからモバイルオーダーで注文可能。アナログが良い人は冊子のメニューを見て注文も出来ます。
座席に着くとサービスティーをポットで提供してくれます。今回はほうじ茶でしたが、これがまた美味しい。
落ち着いて和のテイストを堪能したい人にはぜひお薦めの空間です。
店舗情報
祇園辻利 / 茶寮都路里 | |
住所 | 大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 大丸心斎橋店8階 |
電話番号 | 06-6210-2225 |
営業時間 | 10:00~20:00(L.O.19:00) |
定休日 | 不定休 |
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