こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
ユニークな展示会に行ってきました
テーマは「毒」。
地球上には20万種以上の有毒動物がいるそうで、その中から選りすぐった毒が展示されていて、誰もが知っているものから、「エッ!それも毒?」と思う様なものまであって、好奇心を刺激してくれます。
東京では30万人以上が来場したらしく、人間の本能として毒というテーマに惹き付けられるのでは、と監修された方が仰っていました。
総展示数は約250点、全5章に分けられていて、毒の定義も人間にとっての毒だけでなく、地球上に住む動物や植物それぞれにとっての毒も毒として取り上げています。
私たちの身の周りだけでも、普段食べているジャガイモやインゲン豆などにも毒が成分として含まれていて、ジャガイモによる食中毒の被害者は毎年かなり出ていたり、マグロにはメチル水銀が含まれていたり、紫陽花が持つフェブリフジンという成分は吐気や嘔吐を引きおこしたり、と様々な毒が存在します。
多くの場合、有毒生物は身を守るため(殆どの場合捕食されないため)に体内や皮膚などに毒を持っているそうです。中にはハチや蛇など身の危険を感じた時に攻撃する際に毒を使う生き物もいますが、どちらかというと少数派。
また、毒というと危ない、危険などのイメージが強いですが、使い方によっては薬にもなるし、植物などは身を守るためにわざと体内で毒を生成して蓄えているものもあります。
他にも毒を持つ生物は同種類の中では似た見た目になったり、毒は持たないのに毒を持っている種と似せることで身を守っている生き物もいます。
ヤドクガエルの仲間は、毒を持った生物を食べることでその毒を体内に蓄積して、自分の持つ毒をより強力いして捕食されない様にしています。
海洋には少なくとも3万種前後の有毒動物がいるそうで、その中でも毒銛を使って狩りを行うイモガイ類は肉食性で、歯舌歯を変化さえた毒銛で狩りをします。
中には人間が創り出した毒も展示されています。マイクロプラステックで環境への悪影響を及ぼしていて、生態系にとって危険な存在になっています。
この展示会を通して、毒とそれに関わる生物との関係を知ることで、自然界の神秘と驚きに満ちた一面を知ると共に、現代社会を生きる上で大きな助けになると考えられています。
正直、どんな展示なんだろうか?と思って行ったのですが、そんなに広くない展示会場内でしたが2時間でも時間が足りないくらいで、好奇心を刺激するには充分な内容です。毒展で学んだ知識を植物園や長居公園内ですぐに活用してみても面白いかも、と思いました。おススメのイベントです。
開催概要
展覧会名 | 特別展「毒」 |
会 期 | 2023年3月18日(土)〜5月28日(日) |
開館時間 | 9時30分〜17時(入場は16時30分まで) |
休 館 日 | 月曜休館(ただし、3月27日、4月3日、5月1日は除く) |
会 場 | 大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階) |
住所 | 大阪市東住吉区長居公園1-23) |
観 覧 料 | 大人1,800円/高大生1,500円/小中生700円 |
問合せ | 大阪市総合コールセンター(なにわコール)06-4301-7285 |
展覧会公式サイト | https://www.ktv.jp/event/dokuten/ |
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