こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
もんじゃで有名なお好み焼き清十郎が、新たなチャレンジとしてもんじゃを出さない代わりに山形牛や北海道の野菜を使った料理を提供するお好み・鉄板焼き 清十郎を、阪急梅田本店の12階で8月8日にオープンさせます。
ということで早速内覧会で試食させて頂いてきました。
新しいお好み焼き屋さんがオープンするのかと思ったら、全く予想が外れ、本格的な和牛ステーキやイタリアン風の前菜がいきなり登場する事態に!
メニューには、お好み焼きやネギ焼き、焼きそばやとん平焼きなどのごく一般的なお好み焼き屋さんにあるモノも揃っていますが、メニューの中で一推しされているのが、清十郎セット。
清十郎セットは、お好み焼き、ネギ焼き、焼きそばから1品を選び、本日の前菜盛合せと冷製ミニスープが付き、ミニ山形牛ステーキ(50g)で、お肉はみすじ、サーロイン、又はヘレから選びます。
まず最初に、イタリアン風にアレンジされた前菜盛合せと冷静スープが登場。どこからどう見てもイタリアンにしか見えない前菜。野菜自体が新鮮で味がしっかりしている上にドレッシングがその野菜本来の味をより引き出しています。お皿の一番奥側にあるのはベーコンではなく鴨肉で、噛むと甘みがにじみ出てきます。トマトの酸味とのハーモニーは最高!
冷静スープは飲んでみると柔らかい甘さで、生クリーム?もしかしてプリン?と思ってしまうほどなのですが、実は北海道産のとうもろこしから作ったもの。
アペタイザーが終わると、次は山形牛を使ったステーキ。50gと聞いていたので目の前に厚みを感じるお肉が2枚出てきた時は「これで50g?」と確認してしまいました。
今回はサーロインをいただいたのですが、脂身が甘くとろける様な感じ。だからと言って脂分が多すぎるということもなく、比較的すっきり、さっぱり。お肉自体は柔らかく、食べ終えると50gが絶妙な分量だと感じるお腹の満たされ感でした。
山形牛の中でも指定牧場から直接仕入れているので、他ではなかなか口に出来ない様なお肉が提供出来ているとのこと。
そして最後に登場したのが、豚玉。上で踊る鰹節が楽しそう。
お好み焼き専門店のお好み焼きだけあって、鶏を丸ごと煮込んだ濃厚な出汁と宗田鰹の一番だしを使って生地を作り、計算して手切りしたキャベツを大量に使い、そして日南もち豚を贅沢に敷き詰めた豚玉は、厚みが3cm近くあり、ふわふわ。中はトロトロで出汁の味がしっかり効いていました。
また、お好みで特製マヨネーズソースとどろソースを使うことも。マヨネーズは、こってり感があり、卵の味がしっかりしているので、使うとお好み焼きの味がマイルドになります。
逆にどろソースは、Hot & Spicyで、一般的な甘めのお好み焼きソースとは一線を画します。味にパンチを効かせたい方はぜひトライしてみて下さい。
他にもメニューには、白烏賊と玉子のカラスミがけ、帆立貝とマッシュルームのソテーやスカモルツァチーズのステーキ、そして山形牛ステーキ(単品とセット)などがあります。
メニューがこれだけバラエティに富んでいる理由は、清十郎の運営会社が多ジャンルの飲食店を経営しているため。ステーキハウスやイタリアンなどの仕入れネットワークを活用して、他では入手しにくい食材を取り揃えているので、こんな贅沢なメニュー構成が可能になっています。
メニュー構成からもわかるように落ち着いて食事を楽しむ空間になっていて、アルコール類もビールやウィスキー、ワインなどが揃っています。特にビールは「これがお好み焼きに一番合う」ということでサッポロ ソラチ 1984がお薦めだそうです。
席についてすぐに気付いたのですが、テーブルの幅が広い。ゆったり座って食事を楽しめる様に意図的に広めのテーブルを使用しているそうです。多分幅、奥行きともに85cmくらいはあると思います。
また、鉄板を囲む枠部分と鉄板自体の間に数ミリの隙間を作っっているのですが、そうすることで枠部分に直接熱が伝わらず、指や手が偶然触れても火傷しない様に工夫されています。これなら子供やお年寄りも安心。
この贅沢な組み合わせでお好み焼きを食べることはないと思うので、ユニークな体験が出来る事は間違いなし。インバウンドよりも地元のお客さんに、というのも何か嬉しい。
新たな世界観でお好み焼きを楽しんでみたい方、ぜひ清十郎セットを試してみて下さい。
お好み・鉄板焼き 清十郎
阪急うめだ本店 12階 レストラン街祝祭ダイニング