こんにちは、ドットコムおおさかです!
本日は帰省する方も多い年末年始に向け、ご実家の防犯対策に役立つお知らせをお届けします。
高齢者を守れ!特殊詐欺対策
どれだけ対策を講じても無くならない特殊詐欺。
私の住んでいる地域でも先月、80代の男性が300万円以上を騙し取られてしまう被害に遭われたそうです。
手法はキャッシュカードや通帳を取る、電子マネーの購入を促す、ATMに振り込ませる、と様々。
ですが、高齢者の被害のほとんどが、家にかかって来る1本の電話から…というケースがほとんどです。
特に、ひとり暮らしの高齢者の方や、高齢者だけの世帯の方が狙われやすく被害に遭うリスクが高いです。
そこで、大阪市では市内在住の65歳以上の高齢者がいる世帯に対し、「自動通話録音機」の無償貸与を行っています。
知ってました?
私、知りませんでした…なんだその凄そうなアイテムは…
「自動通話録音機」(特殊詐欺対策機器)とは
漢字ばかり並んでるので、何かすごそうな機械?!のように思いますが、設置するのに工事は必要ありません。
また、現在お使いの電話はそのまま使い続けることができるのでご安心ください。
固定電話と電話回線の間に自動通話録音機を接続し、電話着信時に「この電話は、特殊詐欺被害防止のため、会話内容が録音されます。これから呼び出しますので、このままお待ちください。」という内容の警告アナウンスが流れ、その後、自動で通話内容が録音されます。取付工事や工具は不要です。
引用:大阪市ホームページ「自動通話録音機の無償貸与について」より
引用した説明文に書かれていますが、この自動通話録音機を設置していると、電話がかかって来た際にまず相手に対し「特殊詐欺対策であること」「録音すること」が伝えられます。
やましい気持ちがある相手(詐欺グループ)なら、この時点で電話を切りそうですね。
今はスマホを活用している高齢者の方も多いので、知人同士のやり取りでこの警告を不満に思う方もあまりいないと思います。
どうやって貸与を申し込む?
令和5年12月13日の大阪市の発表では、全国の警察が特殊詐欺などの捜査過程で押収した名簿などから、被害にあう可能性の高い市民に対し、大阪府警察からの注意喚起文とともに、自動通話録音機の無償貸与について記載したハガキを12月中旬から順次送付するそうです。
なんと恐ろしい名簿があるのでしょうか…!!!
大阪市が発送する予定のハガキは令和5年度中だけでなんと約30,000通です。
このハガキには、
【大阪府警】から、①特殊詐欺の各手口の紹介 ②警察が押収した名簿に個人情報が掲載されているお知らせ ③固定電話の防犯対策の勧奨
【大阪市】から、①自動通話録音機の紹介 ②自動通話録音機の無償貸与の制度の案内
が記載されています。
ぜひこの年末年始、ご両親や祖父母に会った時は、このハガキが届いてないか確認し、届いている場合は貸与制度を利用するように勧めましょう。
このハガキが届くということは、詐欺グループのもとに個人情報が渡っているということです!気をつけて下さい!!
貸与の申請は、高齢者ご本人以外に、そのご家族や関係者による代理申請も可能です。
窓口で申し込む場合
市民局区政支援室地域安全担当、または区役所の防犯担当の窓口より、申請書を記入して提出します。
郵送で申し込む場合
申請書をホームページからダウンロードして必要事項を記入。市民局区政支援室地域安全担当宛てに郵送します。
※申請書の裏面の同意誓約事項をの確認をお忘れなく!
■郵送先■
530-8201
大阪市北区中之島1丁目3番20号
大阪市市民局区政支援室地域安全担当
※本人確認書類が必要です
窓口の場合も、郵送の場合も申請する際には本人確認書類が必要となります。
代理申請の場合は、代理申請者の本人確認書類も必要です。
(郵送の場合はコピーしたものでOK)
※本人確認書類の例※
運転免許証、マイナンバーカード(表面)、健康保険証等
詳細、申請書のダウンロードはこちら
大阪市ホームページ「自動通話録音機の無償貸与について」
https://www.city.osaka.lg.jp/shimin/page/0000585509.html
自分は騙されない!と思っていても騙されてしまうのが特殊詐欺。
せっかく無料貸与で対策できるのですから、ぜひ活用していきましょう!
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