2023年1月28日、政府は5月8日より「新型コロナウイルス」を現在の「2類相当」から「5類」に変更すると発表しました。
先立って、マスク着用の緩和が2023年3月13日から適用されることがわかり、様々なところで対応の変更等が議論されています。
2月17日現在、大阪府及び大阪市からはマスク緩和に関しての発表はまだありませんが、政府の発表した内容から、現時点でわかっていることをまとめました。
追記:2023年3月15日
大阪市からは2023年3月13日付けで「マスク着用の考え方の見直し」というページが公開されました。
https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000592828.html
マスク着用は個人判断に
マスク緩和というのは「つけなくてもよい」のであって「外さないとダメ」というわけではありません。ですので大前提として、「あなたも外しなさい」「いつまで着けてるの?」と他人に強要出来るものではないと、心に留めておきましょう。
マスク着用のルール変更点
マスクが緩和されるにあたり、これまで避けるべきと言われてきた「感染リスクが高まる5つの場面」の項目は削除されるそうです。
「感染リスクが高まる5つの場面」は以下の5つです。
1)飲食を伴う懇親会等
2)大人数や長時間に及ぶ飲食
3)狭い空間での共同生活
4)居場所の切り替わり
5)マスクなしでの会話
2mと言われていた人同士の間隔(ソーシャルディスタンス)は、「身体が触れ合わなければOK」へ変更となります。
また、会食中に会話する際はマスク着用が推奨されていましたが、こちらも不要となります。
一方で、三つの密(密接・密集・密閉)の回避は継続する必要があると強く訴えています。
マスク着用が推奨される場所
- 医療機関や高齢者施設
- 満員電車等の他者との接触を避けられない状況になるところ(新幹線・電車・高速バス等車内の全員が着席出来ているならマスクを外していて問題ない)
- 施設の利用やイベント参加時に事業者から呼びかけられた時(下記引用参照)
マスクの着用が個人の判断に委ねられる場合で あっても、事業者が感染対策上又は事業上の理由等により、利用者又は従業員にマスクの着用を求めることが許容される。
引用元:内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室 「業種別ガイドラインの見直しのためのポイント(第6版:令和5年2月10日 ※令和5年3月13日より適用)」
基本的には個人の判断で着脱可能ですが、場所や状況によってマスク着用が推奨されるので、出かける際にはやはりマスクを携帯している方が良さそうです。
子どもたちの学校生活はどうなるか?
文部科学省は、学校での教育活動(体育を含めた授業全般や合唱、運動部の活動など)では令和5年4月から原則として着用を求めない方向で調整しています。
しかし、その時々の感染状況によってはマスク着用が推奨される可能性もあるようです。
また、令和5年3月に行われる卒業式については、「校歌などを歌ったり、生徒が呼びかけをしたりするときを除いて、教職員と児童・生徒は着けないことを基本にする」と各地の教育委員会へ通知されました。
もちろん、個人の判断で着用しても問題ありません。花粉症や卒業式の後日に入試がある等、事情は様々あります。
大人から子どもへ、あるいは子ども同士で、マスク着脱に対するプレッシャーがかからないように気をつけたいところです。
飲食店等の感染症対策はどうなる?
座席間隔の確保、パーティション設置は今後も有効な感染対策として継続されます。
また入店時に行われている手指消毒や施設内の換気は今後も徹底が求められます。
また、マスクに関しては個人判断とされつつも、事業主が従業員や客に対しマスク着用を求めることは許されるとされています。 (先ほどの「マスク着用が推奨される場所」の項目で引用した通りです。)
▼併せて読みたいコロナ関連記事
「大阪でコロナ陽性になったら支援物資がもらえます」
https://dch-osaka.com/haisyoku-202200716-mokojii/
「大阪でコロナ濃厚接触者になり発熱したら」
https://dch-osaka.com/20220123-mokojii/
2023年1月コロナ陽性になったママの体験記。
https://dch-osaka.com/coronarepo-29230215-pyon/
【コロナ検査】今、大阪府では抗原検査キットが無償配布中です
https://dch-osaka.com/korona-20221221-mokojii/
ドットコムおおさかは地元の主婦たちで作り上げる地域密着型情報サイトです。
これいいな!を皆様にお届けしていきます。