こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
あべのハルカス近鉄本店では、11月13日(水)~19日(火)の1週間、ウイング館9階催会場にて「にっぽんの離島物語」を初開催します。
「にっぽんの離島物語」は、北は礼文島から南は石垣島まで日本の離島が誇るグルメや工芸品が集結し、各島の個性豊かな特産品はもちろん、その文化や歴史、島の魅力を存分に感じられるイベント。今回、全国各地の約40の離島が参加するという貴重な機会なので早速初日に会場をチェックしに行ってきました。
出店者は、日本各地にある離島から名産品を提げてやってきており、ここで食べないと現地へいかないと食べられない貴重な品々ばかりが並んでいます。自然に囲まれた離島で採れたり生産されたものが多いので健康的で栄養価の高いものが多いのも特徴。
以下にお話を聞いた島々の商品を紹介します。
沖縄本島仲宗根糀家は、糀が健康に良いということを身をもって知った母親が試行錯誤して作った黄糀を使った発酵食品の酵素甘酒を販売。酵素甘酒はお米と、アミノ酸やビタミン、ブドウ糖などを豊富に含む黄糀だけで製造しています。糀自体にはあまり味がないのでシークサワーやローゼルを加えて少し甘みのある味になっています。飲んで良し、調味料として利用してもな良し。スイーツに乗せたり、炒め物に絡めたりと使い方は自由。
沖縄県奥武島沖縄本島の南城市に含まれる奥武島のくんなとうのもずくそばは、磯の香りがするソーキそば。トロトロに煮込まれたラフテーや自家製の有機栽培のもずくなどが乗っていて美味しい。もずくを天ぷらにしてシャキッと揚げるのはなかなか自宅では難しいので、もずく天はぜひここで食べてもらいたい。
広島県生口島島ごころSETODAは、瀬戸内で採れたレモンを使ったレモンケーキで勝負している。海からの潮風に晒されて育ったレモンは、輸入モノのレモンと比べると酸っぱさの中に甘みがある。食べるとわかるそのほんのりとした甘み。
島根県知夫里島お話を聞いて、島自体に最も興味を持った知夫里島からきた知夫里水産は、加工技術に優れていることが強み。その強みを活かして、魚介類を加工していて、サーモンの握り寿司やシイラの押し寿司を瞬間冷凍したものや、天然のブリを使ったグリーンカレーなどを販売しています。美味しいのに市場では売れないため捨てられてしまうシイラをなんとかしようと試行錯誤した結果、誕生したのがシイラの押し寿司。他では食べられない逸品。
鹿児島県喜界島TOBATOBA COLAは、14種類のスパイス&ハーブに地元産の島オレンジときび糖を加えたオリジナルの手造りコーラを開発。コーラとは言え、身体に良いモノしか含まれておらず、水やソーダで割ったり、お酒に足したりと食仕方は様々。ちなみにTOBATOBAとは、地元の言葉で「うきうき」とか「今にも飛び立ちそう様子」という意味。
鹿児島県与論島よろん島きび酢本舗は、日本一の酢と言われる星砂きび酢を販売。きび糖から作った酢に海岸の砂を加えて処理すると、天然のサンゴカルシウムが加わり、普通の米酢と比較すると246倍のカルシウム、6倍のカリウム、5倍のマグネシウム、11倍の鉄分が含まれている超リッチなお酢になります。生産本数が少ないこともあり、リピーターのお客さんだけですぐ売り切れてしまうほどの貴重なモノ。見かけたら即買い!
沖縄県久米島沖縄の島野菜キムチ専門店の久一韓では、もずくのキムチや車海老の醤油漬けを販売。久米島は車海老の生産地としては日本一。隠れた名産とはまさにこのこと。
沖縄県伊良部島浜口水産の売りは天ぷら粉。魚屋の天ぷら粉と名付けられた天ぷら粉を使うと卵なしでも美味しく天ぷらが揚げられます。沖縄らしくもずくの天ぷらをその場で揚げて販売していましたが、美味しく揚がっています。もずくとセットになったパックを購入して魚屋の天ぷら粉を使うとあなたも自宅で美味しいもずくの天ぷらが食べられます。
兵庫県家島姫路からフェリーで30分ほどで到着する小さな島、家島からきたのはいえしまコンシェルジュ。島のおばちゃんたちが作った海苔や塩、牡蠣のアヒージョなどを販売。どれも無添加で安心して食べられる。何もない島だからのんびり過ごせると観光誘致も積極的に行っている。海苔は栄養分の高い瀬戸内の海で育ったため黒々としていて、焼き海苔はパリッとしている。
他にも泡盛BAR比嘉邸では、泡盛マイスターの比嘉康二さんがセレクトした、沖縄・石垣島の仲間酒造の宮之鶴や池原酒造の白百合などの貴重な泡盛を味わえるほか、琉球料理とともに泡盛のペアリングを味わうことができるコース料理も用意。 マリヤ乳業は、石垣島で飼われている乳牛から絞ったミルクで作った甘さ控えめなマリヤシェイクで勝負。
食べ物以外に宮古島の三線やアクセサリー、沖縄本島の宮古染、奄美大島のシルク製品なども出店しています。
3日間だけの限定ですが、宮古島の宮古島まもる君が会場に登場。フォトスポットとして皆さんの商いを見守っています。
「にっぽんの離島物語」は魅力ある観光資源や特産品があるにもかかわらず、十分に情報を発信できずにいる離島が抱える課題を解決するために、あべのハルカス近鉄本店が各地の生産者・事業者様と連携し課題解決に繋げていきたいという想いから企画したもの。2019年に発案し、2020年1月から開催に向けて全国各地の離島の事業者との連携を深め、5年の準備期間を経て無事に開催されました。
開催概要
にっぽんの離島物語 | |
開催期間 | 11月13日(水)~19日(火) |
開催時間 | 10:00~20:00 ※最終日は15:00閉場 ※イートインの営業時間は10:00~19:15(ただし最終日は14:15でオーダーストップ) |
開催場所 | あべのハルカス近鉄本店ウイング館9階 催会場 |
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