こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
のり弁と言えばほっかほっか亭。そうのり弁を初めて世に出した会社です。
そのほっかほっか亭を運営するハークスレイグループは、大阪・関西万博で、「大阪ヘルスケアパビリオン」内ミライの食と文化ゾーンに「ほっかほっか」という飲食ブースを出展して、万博用に開発した未来ののり弁などを振る舞うというので、早速その未来のフードを試食してきました。
ほか弁から発想して未来の食を想像し、万博会場で食べやすく、且つ美味しい、ということで開発されたのがワンハンド BENTO。片手=ワンハンドで主食・おかずを満足感たっぷりに味わうことができる、ミライのお弁当「ワンハンド BENTO」を、「おにぎらず®」ブームの仕掛け人、料理研究家の小河知惠子さん監修のもと開発したそうです。
それがこの5種類のワンハンドBENTO。のり弁だけでなく、ポークたまご、ベジカレー、鰻、そして和牛。(包みは試作用のものが使用されています)
ほっかほっか亭の元祖のり弁当をイメージしたものや、地産地消メニューとして大阪産銘柄和牛「なにわ黒牛」、日本食の代表格である鰻、さらに、食感にこだわった豚つくねや、大豆ミートや焼レンコンを使用したベジカレーなど様々なバリエーションが用意されています。
実際に食べてみた感想は、のり弁は正しくのり弁でした。

海苔弁:500 円(税込)
白身フライの味もそのままでのりの風味も楽しめます。ポークたまごとベジカレーは少しだけスパイスが効いていますが、鰻と和牛は甘辛。
ポークたまごは豚肉をスパム風に加工していますが、お肉感があり食べ進むとじわ〜とスパイスが効いてきます。

ポークたまご:790 円(税込)
ベジカレーはベジタリアンを意識した内容で大豆ミートや人参を使った薄いシートで包んだりと野菜たっぷり。

ベジカレー:890 円(税込)
中に入っているキーマカレーはスパイスが効いていてもほど良い辛さを保っています。
鰻は、美味しいの一言。

鰻:1,700 円(税込)
上に乗っている肉厚の身だけでなく中にも同じ肉厚の身が挟まれているので鰻を食べた感はしっかりあります。ヘルシーな十六穀米を使っているのも嬉しい。
和牛は、大阪産 銘柄和牛「なにわ黒牛」を使用。

和牛:1,700 円(税込)
「なにわ黒牛」は希少価値の高く、さっぱりとした脂と肉質のやわらかさが特長の黒毛和牛。そのお肉をコクのあるタレですき焼き風に味付けられているので幾らでも食べられそう。気づいたらなくなっていました。
試食して思ったことが幾つかあります。
会場内にはあちこちにイスとテーブルが用意されていますが、必ず席にありつけるとは限らないですし、広い会場内にたくさんのパビリオンやイベントがあるので、こういう持ち運びできる食事は重宝されるのではないか、ということ。
忙しく取材しているメディアの人たちは、万博と言わず今こういうのが欲しい、と声を挙げていたほど便利で食べやすい状態で製品化されています。
またワンハンドBENTOは1つでは足りないですが、2つ食べるとそこそこ満たされます。そして食べた直後の満腹感も去ることながら、お米だけに腹持ちがいいこと。長時間滞在して複数回食事するより、1回はこの形式の食事を挟むことで行動出来る時間を増やせそう。
とにかく会場内は広い上に、訪れたいパビリオンやブースは無数にあります。時間なんていくらあっても足りないくらいなので、節約出来る術があるなら使わない手はありません。
値段は安いとは言いませんが、全体的に高額な食事が多い万博会場内では比較的リーズナブルな値付けかもしれません。こればかりは個々人の感覚なので、なんとも言えませんが・・・。
ワンハンドBENTO以外にも野菜をふんだんに使ったお好み焼きや特別なスパイスを使用している唐揚げ、こってり濃厚なアサイースムージーなども用意されています。野菜を50%以上配合して、グルテン控えめで作られたお好み焼きは、薄めで少しクレープの様な感じ。こちらもシートで包みながら片手で食べられる様になっています。
植物性たんぱく質を中心に構成されていて食べやすいお好み焼きといったところでしょうか。
万博仕様にアレンジされた唐揚げは身が引き締まった鶏肉に絶妙な量の特製スパイスが足されていて、3個があっという間になくなってしまいました。
アサイースムージーは、紫色のスムージーは見るからに健康に良さそう。ライスミルクを使用して、自然な甘さを表現しながら、ブルーベリーやバナナなどのフルーツやタピオカと合わせて、ミライの食事に必要な栄養素と味をチョイスして誕生。
ハークスレイグループは、今回のコンセプトを「MADE by HURXLEY(メイドバイハークスレイ)」と定め、同グループが推進する食のインテグレーションが人々の生活を豊かにしていくという想いを表現しようとしています。会場内店舗である『ほっかほっか』(ほっかほっか亭 MADE by HURXLEY)は、炊きたてのごはんをお届けするほっかほっか亭のブランドイメージを、湯気に見立てショップサインにデザインしました。
最後に大阪ヘルスケアパビリオンについての説明を少し加えておきます。
このパビリオンは大阪府が運営するパビリオンで、大阪府内に本社がある企業しか参加出来ません。また大阪産の食材を積極的に使用することも求められているとのこと。ハークスレイグループは、ただ飲食を販売するだけでなく、地産地消を推奨する点に共感してこのパビリオンへの出展を選択したそうです。
同パビリオン内は5つのゾーンに別れていて、そのうちに1つが「ミライの食と文化ゾーン」。ここにほっかほっかと飲食関係の9社が出店しています。他の4つのゾーンは食とは関係ないテーマが設定されていて、そのテーマに添ったコンセプトで各企業がブースを出展します。この部分だけでも1社ずつみていくと2、3時間はあっという間に過ぎてしまうほどのボリュームがあります。
大阪ヘルスケアパビリオンは、入館するためには事前予約が必要なのですが、それはその他の4つのゾーンをめぐる場合。ミライの食と文化ゾーンに関しては、予約なしで自由に入退場が可能で、入り口も全体の入り口とは別になっています。予約が必要なゾーンをめぐる人は、事前にしっかり時間計算をしておかないと、せっかく入館したのに駆け足で通り抜けるだけで何をみたのかわからなくならない様に気をつけて下さい。そんなことになってしまうと、最後にほっかほっかのワンハンドBENTOを食べずに立ち去る羽目になってしまい、後悔の嵐に苛まれることになってしまいますよ。
パビリオンの外観や内容以外に、館内の構図などこういうことを説明している資料やホームページがないので少しでも参考になればと思います。
店舗詳細
店舗名:『ほっかほっか』 ほっかほっか亭 MADE by HURXLEY
期間:2025年4月13日(日)〜2025年10月13日(月)
場所:大阪 夢洲 大阪ヘルスケアパビリオン内 ミライの食と文化ゾーン
https://2025osaka-pavilion.jp/

