こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
2024年2月10日(土)~5月6日(月・休)の期間、大阪中之島美術館にて 「モネ 連作の情景」展が開催されます。
国内外の51館から集められたモネの代表作約70点が一堂に会し、モネの代名詞として日本でも広く親しまれている「積みわら」や「睡蓮」などをモティーフとした「連作」に焦点を当てながら、時間や光とのたゆまぬ対話を続けた画家の生涯を辿ります。
印象派の代表的画家であるモネの絵が写実的なものから抽象的なものへと変わっていく変革の様子が連作を通してみられる展示会になっています。
連作とは、同じ場所、景色を違う時間帯、季節、角度などから切り取って描いたもので被写体は同じで構図も似ているが、色使いやタッチ、描き方が変化している複数の作品からなる作品群。
モネはアーティストであり、旅人でもあったので、故郷のフランス内でも住処を点々と変え、またロンドンやオランダにも滞在し、その行く先々で短期間の内に多数の作品を描いています。そんな彼だからこそ、連作というユニークなスタイルで作品達を発表する事が出来たのでしょう。
旅人モネの軌跡をたどる様に、展示会は全体を5つのセクションに分けられており、印象派以前のモネ、印象派の画家モネ、テーマへの集中、連作の画家モネ、そして「睡蓮」とジヴェルニーの庭、と、時代毎に作品の描き方や特徴の違いを楽しめる様に構成されています。
この展示会は、誰かが所有するモネのコレクションを持ってきたのではなく、多くの収集家から各1または2作品をお借りして集めた特別なコレクションになっています。
そうして集められた作品の中には、「昼食」や「エトルタのラ・マンヌポルト」が日本初公開の作品で、「睡蓮の池」や「藤の習作」は大阪展でのみ展示されている貴重な作品なのです。
音声ガイドを務めた芳根京子さんは、東京での展示会を観賞し、フランスにあるモネの家にも行った上で、新たに12作品が加わったこの大阪での展示会は是非見て欲しい、と語っていました。
展示以外にも下記の様な専門家による講演会も準備されています。聴講は無料で、先着順で申込も不要です。
講演会
「モネ ジヴェルニーの庭と食卓」
2024年3月9日(土)林綾野(キュレーター・アートキッチン代表)
「モネの魅力、〈連作〉の謎」
2024年3月24日(日)島田紀夫(実践女子大学名誉教授・日本側監修)
「モネのジャポニスム」
2024年4月20日(土)小川知子(大阪中之島美術館 研究副主幹)
※1~3いずれも14:00~15:30(開場13:30)
※会場は大阪中之島美術館 1階ホール
※定員:150名
※聴講無料、ただし観覧券(半券可)が必要。
開催概要
モネ 連作の情景 Claude Monet: Journey to Series Paintings | |
会 期 | 2024年2月10日(土)~5月6日(月・休) |
開場時間 | 10:00~18:00 ※最終入場は17:30まで |
休 館 日 | 月曜日(2月12日、4月1日、15日、22日、29日、5月6日は開館) |
会場 | 大阪中之島美術館 5階展示室 大阪市北区中之島4-3-1 |
観 覧 料 | 一般 2,500円、高大生 1,500円、小中生 500円 |
お問合せ | 06-4301-7285(大阪市総合コールセンター) 受付時間 8:00~21:00(年中無休) |
展覧会公式サイト | https://www.monet2023.jp/ |
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