こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
「働いていてメッチャ楽しいです」という職人が打った十割蕎麦を頂いてきました。
とっても素敵でエネルギッシュな女性蕎麦打ち職人で店長でもある島村さんによると、社長の発案で「女性が働きやすい環境を提供しよう」ということで美々卯 megumiが誕生し、先月10月17日にオープンしました。
megumiがあるのは、あのうどんすきで有名な美々卯本店の1階。美々卯本店は2年ほど前から改装のため閉鎖中なのですが、1階の改装が終わったところに美々卯 megumiがオープンしています。
megumiは女組・恵に由来し、時短勤務で働くお母さん料理人をリーダーに、女性社員6名だけ、月曜日から金曜日までのランチタイムのみで営業。手打ちをする女性料理人は4名、接客担当が2名、内時短勤務で働くお母さんは4名。蕎麦打ちが好きで働く女性社員を起用。女性の社会進出を支援し、女性の働きやすい環境を整えている美々卯では、megumiを通してそれらを見える化しています。
料理は蕎麦のみとし、北海道の契約農場をはじめとした玄蕎麦を自家製粉場にて石臼で挽き、手打ちにしたものを提供しています。
島村さんをはじめ熱意を持って仕事に打ちこんでいるスタッフが打った蕎麦が美味しくないはずがない。
実食するとわかりますが、「弾力性がある」「噛みごたえがある」「コシがある」。どれも間違いではないけど、十分に言い表せられない食感でした。ちょっと未知の世界の体験かも。
頂いたのは、季節の食材として柚子を蕎麦に練り込んだ「ゆず香り蕎麦」とつなぎを使用しない十割蕎麦をあいもりにした天もりそば。柚子の香りだけでなく、蕎麦に練り込まれた柚子と相まって爽やかさが口内に広がります。また、蕎麦によって浸けるダシが違い、柚子香り蕎麦は、柚子の風味を活かすために薄めのダシを使用。確かにダシに浸けても柚子の風味が残りさっぱりしていました。
蕎麦のメニューは豊富に揃っていますが、美々卯定番のうどんや名物うどんすきの提供はなく、美々卯本体とmegumiは別物としてはっきり区別しているのが特徴。megumiの立ち位置は美々卯のサブブランドと捉えると分かり易いかも。
うどんのイメージが強い美々卯ですが、発祥時は蕎麦が売りだったので、megumiを通して原点回帰で蕎麦も美味しいということを知ってもらいたいという意図もあるとか。
店内はゆとりを持ってスペースをとってあり、奥には箱庭もあります。静かにBGMが流れ、一人でも多人数でもゆっくりできる、リラックスした空間になっています。店長の島村さんも「好きなだけゆっくりして行って欲しい」と仰ってましたが、自然とくつろいでまったりしてしまいそうな空気感があるので長居する人は多いのでは。
現在個別の予約は受付ていませんが、個室もあるのでグループでの来店の際は事前に連絡をすると対応してくれます。また手話での対応も可能。
megumiは、建物全体の改装完了までの期間限定営業の予定ですが、当面は女性6名のスタッフで真心込めて打った蕎麦だけで営業を続けるそうなので、近所の方、平野町近辺へ行かれる方、美味しい蕎麦を食べたい方、蕎麦職人に興味のある女性、そしてそれ以外の方も機会を見つけて来店してみて下さい。
店舗外観の正面に見える部分は戦後すぐに建てられた趣のある造りになっているので、通りから見ると少し敷居が高そうに見えますが、一歩中に入ると、笑顔の女性スタッフが迎えてくれるので心配は無用です。
店舗情報
美々卯 megumi | |
住所 | 大阪市中央区平野町4-6-18 御霊神社西裏 |
電話番号 | 06-6231-5770 |
営業時間 | 11:30~15:00(L.O. 14:30) |
定休日 | 土曜・日曜・祝日 |
HP | https://www.mimiu.co.jp/honten/ |
※最新情報はHPで確認ください |
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