こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
ルーヴルコレクションから選りすぐりの作品を揃えた、本当に見応えのある「ルーヴル美術館展 愛を描く」が京都市京セラ美術館で6月27日から開催されます。プレビュー (新しいタブで開く)
そのメディア向け内覧会で一足先に展示会場を覗いてきました。
今回の「ルーヴル美術館展 愛を描く」は、西洋社会における様々な愛の概念が絵画芸術にどのように描出されてきたのか、ルーヴル美術館の膨大なコレクションから精選された73点の絵画を通して浮き彫りにしてくれています。16世紀から19世紀半ばまで、西洋各国の主要画家の名画を通して様々な愛の表現からその裏に隠された想いを解き明かしてくれる、かつてない趣向の展覧会です。
全体は最初に「プロローグー愛の発明」があり、その後に「第1章 愛の紙のもとに」、「第2章 キリスト教の神のもとに」、「第3章 人間のもとに」、そして、「第4章 19世紀フランスの牧歌的恋愛とロマン主義の悲劇」と4つの章に分けられています。各章ごとにテーマが違い、それに合わせて展示される作品の時代や特徴、ジャンルなどだけでなく壁の色や室内の雰囲気、ディスプレイの仕方も変化していきます。
また、小さな作品から大きな作品まで取り揃えられていて、それぞれの作品はその絵そのものだけでなく額縁に至るまで一見の価値ありです。
全体的にとても観賞していきやすい構成になっていて、絵に詳しくない人でも飽きずに観賞出来、難しく考えなくても、それぞれの章であったり、各作品が伝えたい事が解りやすく伝わってきます。
今回の展示会では「愛」のいろいろな形を集めていて、多岐にわたる愛の形が表現されています。
作品の説明を読むと「何と歪んだ愛情表現なんだ!」と思う様なものから、心温まるものまで、ローマ・ギリシャ神話の時代からキリスト教の時代まで、多数の画家達が創造性と感性を活かして産み出した愛の表現がここに並べられています。
一見すると非常に難しい展示会なのでは、と思いがちですが、実は今風の色合いの作品が多く、鮮やかで解りやすく、視覚に訴えかけてくるので、シンプルに楽しめます。実際には一部を除いて会場内で写真撮影は出来ませんが、インスタ映えしそうな絵画たちである、と言えるのではと思いました。
そのため、若い人にこそ今回の「ルーヴル美術館展 愛を描く」をみて貰いたいと思いました。本当にルーヴルには愛があるのか、その目で確かめてみて下さい!
ヨーロッパを代表するルーヴル美術館の作品を日本にいながらにして観賞出来る貴重な機会ですし、夏休み中も開催しているので、アート通の人だけでなく、子育て中の人、子ども達や若い人にも本物を体験して欲しいです。
開催概要
ルーヴル美術館展 愛を描く | |
開催期間 | 2023年6月27日(火)- 9月24日(日) *80日間 |
開催会場 | 京都市京セラ美術館[〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町-124] |
開館時間 | 10:00~18:00 ※入場は閉場の60分前まで |
休 館 日 | 月曜日 ※ただし、7月17日、9月18日は開館 |
観 覧 料 | 一般 2,100円 高大生1,500円 小中学生1,000円 |
公式ウェブサイト | https://www.ntv.co.jp/love_louvre/ |
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