こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
世界の珍しいカブトムシやクワガタムシなど24種類の生体の展示や、希少種である「元木ホワイトアイオオクワガタ」の展示、都心部ではほとんど見ることができない「平家ボタル」を観賞したり、ヘラクレスオオカブトとふれあえるコーナーがある「世界の昆虫展」が7月25日からあべのハルカス近鉄本店で始まります。
最終準備をしている会場を覗いてきたので、そのワクワクした様子をお伝えします。
今回の目玉は白い目をした元木ホワイトアイオオクワガタ。突然変異の希少種を使って次々と交配を繰り返して生み出された目の白いクワガタで、元木さんという方が長年かけて作り出した作品の様な存在なんです。
一般の方には知られていませんが、昆虫好きの間では子供でも知っている知る人ぞ知る存在。本職は昆布屋さんで、趣味が講じて本格的な昆虫のブリーディングを始めて、世界が驚くようなクワガタを生み出したそうです。
また、元木さんの凄いところは、昆虫の世界に「血統」という言葉を持ち込み、自分が交配して育てた昆虫には独自の血統書を発行しています。そしてこの血統書が証拠となり、元木さんが育てたクワガタは高額で取引されているだけでなく、なかなか手に入らないほどの人気なのです。
会場に行ったら、とにかくこの元木ホワイトアイオオクワガタはじっくり観察してみて下さい。
元木ホワイトアイオオクワガタ以外にも生体は23種類展示されており、それぞれが貴重なカブトムシだったりクワガタだったりなので、こちらもじっくり見ていくことをお薦めします。
しっかり観察が終わったら、カブトムシのふれあいコーナーへ。大きな網で囲まれたスペースには、合計200匹ものカブトムシが入れられていて、そこで自由に触ったり手に乗せたりして写真撮影することが可能。これだけ大量のカブトムシを見ることはまずないので圧巻です。ちなみにカブトムシの寿命は成虫になってから1ヶ月ほどと短いです。
ハルカス10周年記念として、この時期では既に自然界にはいなくなっている平家ホタルを観賞することが出来る暗室があります。中に入ると真っ暗な中にホタルがチラチラ光を放っていてキレイ。
今年ホタルを見ていない人は最後のチャンスです。ただし、ホタルの生態の都合で午後4時以降しか観賞出来ません。また写真撮影は暗くて微妙ですが、される際はフラッシュは使わないで下さい。
他にも150種類以上の標本があり、カブトムシや蝶、その他の貴重な昆虫たちを見ることも出来ます。
最後には、先ほどのカブトムシと同じ様にヘラクレスオオカブトにふれあえるコーナーがあり、そこでは巨大なヘラクレスと一緒に記念撮影が出来ます。
物販スペースでは、昆虫くじが販売されていて、1回500円で1等賞が出るとヘラクレスオオカブトのペアが貰えるという大盤振る舞い。また、元木さんが交配して育てた貴重なクワガタが販売されていますが、価格はオスメスのペアで数万円から10万円近くまでかなり高額ですが、それでも普段は買えないものなので完売間違いなし。
物販スペースの一部では昆虫標本ワークショップが開催されており、自分の手でカブトムシの標本を制作出来るワークショップに参加も可能。
他にも昆虫飼育の相談会なども開催されるので、昆虫に興味のある方はぜひ!
会場自体はそんなに広くないですが、昆虫好きなら数時間は簡単に過ごせてしまうはずです。
イベント情報
世界の昆虫展 | |
期間 | 7月25日(木)~8月6日(火) 13日間 |
営業時間 | 10:00~19:00 ※最終日は15:00閉場 ※入場は各日閉場の 30 分前まで |
場所 | あべのハルカス近鉄本店 ウイング館9階催会場 |
入場料 | 大人(中学生以上)1,000 円、 こども(3歳~小学6年生)600円 ※3歳未満無料 |
公式HP | https://abenoharukas.d-kintetsu.co.jp/event/1/202407insect.html? |
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