こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
都市型養蜂に取り組む大丸心斎橋店では、採蜜体験イベントを7月5日と6日の2日間限定で開催しています。
イベントの会場になっている大丸心斎橋店の地下一階のハチミツ専門店ラベイユへ行ってみたことろ、1日3回に分けて行われる採蜜体験の1回目、11:00からの回が想定を遥かに超える人が参加されたため、予定よりも早めに終了してしまったほどの人気ぶりでした。採蜜体験は蜜の詰まった巢板を遠心分離機でぐるぐる回して、ハチミツを取り出す行為を体験するもので、どんどんハチミツが溜まっていく様子を間近で見ることが出来ます。
ハチミツが美味しいことは皆が知っています。いろんな味があることも。健康に良いことも、希少な食材ということも聞いたことがあるかもしれません。
しかし、そのハチミツが都会の真ん中、ここ心斎橋にある大丸心斎橋店の屋上に設置されたハチの巣箱の中で作られているということを知っている人は少ないのでは?
大丸心斎橋店では、約5年前の2021年から「大阪のど真ん中ではちみつを作ろう!」と屋上で都市型養蜂「心斎橋はちみつプロジェクト」に取り組みはじめ、昨年初めて売場で採蜜体験イベントを実施し、200名以上が参加したそうです。
巣箱を中心に半径3Kmほどの範囲内にある花からミツバチたちが蜜を集めてきて、巣の中で水分と分離させて、蜜をお互いに口移しで移動させながら濃蜜度をアップさせ、あま〜いハチミツを作っています。巣箱の中の温度調節や蜜の濃縮など科学的な行為を自らの身体1つでやってのけて、巣全体の生命を維持しているということを聞いて驚きました。
女王蜂は箱の中に1匹しかおらず、最盛期には1日に1000個以上の卵を産み、数の差はあれ、特に寒い時期を除いて、1年中産卵しているということにも驚きました。卵は1ヶ月弱で成虫になり、成虫のミツバチは30〜45日程度で寿命を迎えるので、巣の中は常にミツバチたちが入れ替わりながら、その巣とファミリーを維持しています。
そんなミツバチたちが大阪城公園や天王寺動物園、御堂筋沿いの街路樹などから集めてきて、濃縮させたハチミツを私たちはサクッと横取りして頂いているのです。
しかし、バイタリティー溢れるミツバチたちは、自分たちの食糧でもあるハチミツをごっそり持っていかれても、翌日にはまた集めてきて、ハチミツを貯めはじめ、コツコツと同じ行為を繰り返していきます。この健気なミツバチたちをみているとなんとなく愛おしくなってきます。
体験イベントは7月6日まで開催しているので、心斎橋近辺に行かれる方は、ぜひ立ち寄って、ぐるぐる回してみて下さい。
そしてミツバチたちの労働の結晶である採れたてのハチミツを試食してみて下さい。新鮮なので花の香りが立っていてあっさりしていますが、ほどよい甘さもあります。
春に採取されたハチミツが、「心斎橋のはちみつ」として瓶詰めされて販売されているのでお土産にも良いかも。今回採取するものは8月頃に販売される予定です。
体験会場となっているラベイユは、東京の高尾山に養蜂設備を所有していて、海外からの輸入ハチミツも扱うハチミツの専門店。ミツバチや巣箱に関してはそのラベイユの養蜂部トップの宮田さんに、都市型養蜂や大丸心斎橋店の取り組みについては、社員の池田さんにお話しを伺いました。
どちらもミツバチ愛が強く、ミツバチやハチミツについてなんでも知っていたので、この知識を一般の方にも披露してあげて欲しいと思いました。
大丸心斎橋店では、今後もハチミツを絡めたイベントを開催していくようなので、興味のある人は、公式HPやSNSをチェックしてみて下さい。
イベント情報
心斎橋はちみつプロジェクト 採蜜体験イベント | |
開催期間 | 7月5日、6日 |
時間 | 11時、13時、15時から |
場所 | 大丸心斎橋店 地下一階 ラベイユ店内 |
費用 | 無料、試食付き |
予約 | 予約不要、先着順 |

