こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
1822年9⽉7⽇に独立を宣⾔したブラジルは、2025年9⽉7⽇にブラジル独⽴記念⽇を祝うため、ブラジル館でブラジルの植物を描いたうちわを配布し、9⽉6⽇と7⽇には、「⼥性ウィーク」での好評を受け、記念スタンプ⽤のパスポートが特別に配布して、その独立を祝いました。
ブラジル館の館⻑であるパブロ・リラ⽒は、「独⽴記念⽇のお祝いは、国の精神を反映し、ブラジル⼈にとって特別な⽇です」と強調しています。
7日は本国と同じように国歌の斉唱も行われ、ブラジル人の歌手エレン・リュ氏が特別ゲストとして歌を披露しました。彼女は、ブラジルの音楽リアリティ番組で有名になったシンガーです。
また本国では全国の都市でパレードが開催され、首都では大統領のスピーチもあり、国をあげてその独立をお祝いするそうです。
7日に配布されたブラジルの植物を描いたうちわから、来場者はブラジル固有の植物について学ぶとができます。うちわに描かれているイラストは、カラテア・オルビフォリア、バナナの葉、カラテア・ルテア、そしてイベー・アマレーロの4種類。

左から、カラテア・ルテア、カラテア・オルビフォリア、イベー・アマレーロ、バナナの葉
カラテア・オルビフォリアは緑色と銀色の縞模様の大きな葉で光が少ないと葉が閉じます。バナナの葉は生分解性のパッケージとしても利用されています。カラテア・ルテアは緑色と黄緑色の縞模様の大きな葉です。そしてイベー・アマレーロは日本人にとっての桜のような存在でブラジル原産の木で国のシンボルです。アマレーロは黄色の意味。
6日と7日に配布されたスタンプは、以前配布した「⼥性ウィーク」でのスタンプが好評だったことを受け、今回も記念スタンプ⽤のパスポートを特別に配布しました。
アーティストのパンメラ・カストロ⽒がデザインし、雌の動物をモチーフにした5種類のスタンプを用意。彼⼥によると、イラストはExpo2025⼤阪・関⻄万博のために特別に描かれ、⼥性や少⼥は壁もなく、⾃分の望むとおりになれることを意味しています。動物は、オウム、カピバラ、ジャガー、アマゾンカワイルカ、アリクイで、それぞれ建築家、起業家、農業、科学などの職業を表しています。
パンメラ・カストロ⽒は、世界経済フォーラムで「ヤング・グローバル・リーダー」に選出され、Newsweek誌で「世界を変える150⼈の⼥性」にも選ばれました。彼⼥が率いるRede Namiは、社会構造の変⾰を促すために公⽴学校でアートワークショップを実施しています。
うちわや記念スタンプの配布は終わってしまいましたが、特別上映の映画が13日まで上映され、誰でも鑑賞できますが、予約が必要なので早めの予約をオススメします。
9⽉7⽇から13⽇まで、ブラジル館ではアルベルト・ルノー監督による映画「アナ・マリアーニ―写真記録」を上映します。本作は、芸術家アナ・マリアーニが、現代ブラジル写真を代表する2つのシリーズ「ペインティングとファサード」(1987年)、「⾵景と印象:ブラジル半乾燥地帯」(1992年)を作るために歩んだ道のりを辿ります。旅の案内役はアナ・マリアーニ⾃⾝で、ナレーションはレジーナ・カゼが務めます。さらにリナ・ボ・バルディ、カエターノ・ヴェローゾ、アリアーノ・スアスナ、ジャン・ボードリヤールの⽂章が、トン・ゼーやジョアン・ミゲルらによって朗読され、彼⼥の作品の⼒強さを伝えます。
⽇程:9⽉7⽇〜13⽇
会場:ブラジル館多⽬的ルーム
時間:17時(要予約)
上映時間:1時間10分
⾔語:ポルトガル語(⽇本語字幕付き)
予約:https://www.eventbrite.com/o/brasil-pavilion-113022319641

