こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
これまでに何度か取り上げた事があるROKKO 森の音ミュージアムや六甲高山植物園が、現在六甲山ボタニカルフェアを共同で開催しています。
フェアでは、2つの施設に股がる様にして、NHKの朝ドラ「らんまん」の主人公のモデルになった牧野富太郎にちなんだ展示やスタンプラリーなどを行っています。フェアは8月15日まで。
そこで今回はドットコムおおさかスタッフの横山さんと中学生の娘さん、そして横山さんのお友達の甲斐さん親子(お母さんと小1の男の子、年中の女の子)の大所帯で乗り込んで、ど〜〜んと自然とオルゴールの音色などを体験してきました。
ただ、あいにくの曇天で雨もパラつき、少し寒かったので外でのアクティビティーが制限せざるを得なかったのが残念。
皆一様の天気が良ければガーデンで1日中過ごせたのに、と残念がっていました。
最初に行ったのはROKKO 森の音ミュージアム
入ってすぐ1階にあるオルゴールが沢山並んだショップで、まず子ども達は釘付け。そこから何とか引き離し、2階へ移動して建物の裏にあるSIKIガーデンへ。雨で少し寒かったにも関わらずスタンプを押したり、巣箱の下に付けられた紐を引くと流れるオルゴール音を聴いたり、ツリーハウスに登ってロッキングチェアーで遊んだり、と大忙し。
その後、ミュージアム内へ戻り、アンティークのオルゴール等の自動演奏楽器が沢山置いてあるホールで、演奏を聴きました。1時間に一回、30分の演奏で、様々なオルゴールの演奏を聴く事が出来ます。「演奏家のいないアロマコンサート」というタイトルの通り、自動演奏で奏でられる音楽は圧巻。
オルゴールはゼンマイ仕掛けで動きますが、手動で本体を回転させながら演奏するものもあり、横山さんは参加者代表でその手動で演奏するオルゴールを回転させる大役を仰せつかりました。
横山さん曰く「貴重な体験が出来た!1曲全部まわすのは少し力がいるので、子どもだと最後まで続けるのは大変かも」とコメントしています。
また「イスを使って芸をするからくり人形のオルゴールはものすごく不思議で、説明を聞きながら見ていたら、本当に始める前は人形の表情が不安そうに見え、演奏に合わせた演技が終わった後はホッとしたように見えてびっくり。能面みたいに角度でそう見えたのかな?もっと近くで見たかったです♪」とそこでの体験を驚きとともに教えてくれました。
コンサートの最初にアンティークオルゴールについての説明があり、19世紀からの裕福な家庭の様子や当時の人たちが酒場などで楽しむ様子を知る事が出来ました。
また、各回ごとに説明してくれるスタッフが変わって、その人それぞれの味があるので、何度行ってもその都度違った体験が出来ます。紹介するオルゴールも各回で違うので本当に何回も体験してみたい、と思いました。
子ども達も最初は少しざわついていましたが、次々と奏でられるアンティークオルゴールの演奏に興味津々で聴き入っていて、とても良い体験が出来たのでは、と思います。
演奏を聴いたあと、3階へ移動し、100年以上前に製造されたアンティークオルゴールや蓄音機などを見学。またコンサートホールの後部にはバルコニー席があり、3階から入る事が出来ます。
そのバルコニー席の隣にはガラス張りでコンサートを観賞出来る授乳室があり、プライベートな空間で授乳をしながらや、小さい子どもと一緒にコンサートを観賞出来る様にもなっています。
ライブコンサートを小さな子どもと一緒に体験出来る貴重なスペースです。
森のcaféでランチ!
ここまであっという間に2時間程が経ってしまい、お腹も減ってきたので、フェア限定の特別メニューのガーデンバーガーを頂く事にしました。
この森のcaféは、半分は建物の中ですが、残りの半分はアウトドアテラスになっていて、SIKIガーデンの一部にもなっています。食事や飲み物を楽しみながら、六甲の自然の景色を満喫出来る、そんなカフェです。
ガーデンバーガーはハーブをたっぷり使用していて、100%ビーフのパテにモッツアレラチーズ、 トマトソースとバジルソースをトッピング。オレ ガノを練りこんで焼き上げた特選バンズとの相性も抜群。
子ども達にはお子様メニューでスバゲィーのボロネーゼ+ジュースを用意して頂き、口の周りをソースだらけにしながらパクついている姿がかわいかったです。
SIKIガーデン
食事のあと、改めてSIKIガーデンへ。今回は天候に恵まれませんでしたが、それでも新緑や鳥の鳴き声、色鮮やかな花々、そしてマイナスイオンを感じるプチ森林浴気分を味わえます。
自然の中を散策しながら、巣箱から音を出したり、写真を撮ったりして楽しむ横山親子!
横山さんコメント
とにかく気持ちいい。天気がよければテラス席エリアで何時間でもいられそう。自然の風景が写真映えするからたくさん写真が撮りたくなります。すべての季節に行ってみたい。
子どもたちはKids Spaceで元気に飛び跳ねたり、音の出る鳥のオブジェに触れて大喜びでした。
ミュージアムの最後にもう一度ショップへ。子ども達のキラキラした目と、様々な種類のオルゴールのねじを次々に巻いて演奏させている姿がとても楽しげ。
甲斐さんコメント
「子ども達にはオルゴールはちょっと難しいかな、と思っていたけど、意外にもとても興味を持って反応したのでビックリした」そうです。子どもは何に興味を持つか解らない、という良い例だと思います。こうやって子ども達の好奇心を刺激出来るオルゴールは素晴らしい。
また、3階でアンティークのオルゴールを見学している際に、子ども達がついつい手で触れようとしてしまい、何度も係の人に注意されていました。事前に少し心配していた部分でもあったので、「やっぱりやるか!!」とは思いましたが、私も初めて来たとき、「触らないで下さい」と注意されたので、子どもが触りたがるのは仕方ないかも。ちなみにその日も大人の方も触らない様に注意を受けていました。
もっと色々と話を聞いたり、演奏を楽しみたいところでしたが、子ども達が限界に達してきたので、次の六甲高山植物園へ移動する事に。
六甲高山植物園
ミュージアムから車で数分、直ぐ隣にある六甲高山植物園は、1933年(昭和8年)に開園し2023年5月1日で開園90周年を迎えた歴史のある植物園。牧野博士は開園当時から何度も来園したそうです。
植物園では珍しい植物や花についてガイドをして頂いたので、興味深い話を聞いて新しい知識を得られて楽しく見てまわれました。
特に今年一押しなのが「クリンソウ」というピンクのカワイいお花。茎の先に9つの花が咲くのでクリンソウ(九輪草)。クリンソウは9つの花がひと塊になって、茎が上に伸びるとまたそこに9つの花が咲くという不思議な育ち方をするそうです。最終的には1mほどの高さになるとか。
また、シロヤシオという真っ白な花を咲かせている木があったのですが、この木は毎年花を咲かせていますが、今年は5年から10年に一回あるかないかの大豊作の当たり年で例年よりも沢山の花が開花しているそうなので、一人でも多くの人に観に行ってもらいたいものです。
甲斐さんの息子くんは食虫植物に興味を持っていたので、そのセクションでは自然に成育する沢山の植物の中から目を凝らしてお目当ての食虫植物を探していたのが印象的。やはり子どもが自然と触れ合うのは大事ですね。
ミュージアム同様にこちらでもスタンプラリーが開催されいてて、様々な植物の形をしたスタンプを集めてまわるのは子どもだけでなく大人も楽しめるアイテムでした。
横山さんコメント
大阪から1時間と少しでこんなに自然がいっぱいの場所に行けるってすばらしい。小さい子にも体験させてあげたいと思ったし、女子旅でもカップルでも楽しい。写真を撮ることを目的に、中3娘とまた天気の良い日に来たいなと思いました。
山小屋カフェエーデルワイス
最後に訪れたのは植物園に併設する山小屋風のカフェ。植物園自体が自然の山の景観や地形を利用しているので、その中で一段高くなった場所にあるこのカフェでは、バルコニーから緑豊かな植物園を一望出来ます。ここでもマイナスイオンやアロマを全身に浴びながら心から癒される時間を過ごせます。
横山さんコメント
自然に囲まれたとても気持ちよい空間でゆっくりできた。テラス席がステキ。かっこうの鳴き声にも癒されます。一人で訪れてもゆっくり本を読みながら何時間でも過ごせそう。
それに加え、ここで頂いたハーブソーセージのエッグベネディクトパンケーキは食べずにはいられない逸品でした。パンケーキの上に半熟たまごが乗っていて、お好みで蜂蜜をかけるという贅沢な食べ方が出来ます。
中学女子のあいなちゃんは「パンケーキ、おいしすぎ!」と大喜び。その他にも
あいなちゃんコメント
コンサートが楽しかった。オルゴールの音が木に反響して大きなホールいっぱいに響くのがすごいと思った。ショップでいろんなオルゴールをみるのも楽しかった。雨でハンモックができず残念。写真をたくさんとれた。咲き乱れていたシロヤシオがとてもきれいだった。
と今回の滞在を満喫したコメントをくれました。
2つの施設での滞在時間は約5時間半。あっという間でした。天候が悪く、SIKIガーデンや植物園を満喫するまで見てまわれなかったのが残念。もし天気が良ければ間違いなく1日中いても時間が足りなかったと思います。
6人で訪問しましたが、オルゴールや植物園に強い興味を持って来た訳ではありませんでしたが、結果として小さな子どもたちも含めてオルゴールの音色やその構造や造り、まつわるストーリーに惹かれ、興味を持ったのは間違いありません。
SIKIガーデンや植物園でも自然の中にいることでしか感じられない空気感であったり、言葉では説明出来ない癒され感を体験しましたが、普段都会で生活している私たちにはこういう時間と空間が必要なんだと強く思いました。
横山親子も甲斐親子も、この場所がすっかりお気に入りになった様ですし、横山親子は既に次回訪問の計画を話し合っていた程。
私たちの体験談を読んで、興味を持たれた方、朗報です。
ROKKO 森の音ミュージアムから皆さんに招待券のプレゼントがあります。
それもROKKO 森の音ミュージアムと六甲高山植物園の両方の入場券と私たちが頂いたガーデンバーガーやパンケーキの無料券も含めた盛り沢山のセットでのプレゼントです。
興味のある方は、以下のリンクから応募フォームに必要事項を記入して応募して下さい。
抽選で3組6名の方に招待券をプレゼントします。
応募はこちらから
当選した方、または外れたけどやっぱり行きたい、と言う方に1つだけ注意事項があります。
六甲山の山頂は大阪より気温が5℃程度低いので上着を忘れずに持っていって下さい。
施設情報
ROKKO森の音ミュージアム | |
住所 | 神戸市灘区六甲山町北六甲4512-145 |
電話番号 | 078-891-1284 |
ホームページ | こちらから |
※年末年始の営業時間はホームページでご確認くださいませ。 |
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