こんにちは、みかティーです★
大阪・関西万博の東ゲート・西ゲートにずらりと立つ167本の旗。その旗が大阪の海風を受けて力強くはためく姿を見たとき、世界中の国と地域がともに未来を描いているように感じました。
今日は、その景色を見て感じたことをお届けします。

来場者を迎える東ゲートの旗 ※行きでも帰りでも自由に眺められます
大阪で感じる世界の広がり
この旗に気づいたのは夜。東ゲートから帰る混雑の中で気づきました。内側がぎゅうぎゅうなので、行列のいちばん外側を歩いたときに自然と167本の旗のすぐ下をくぐることになり、旗が夜風を受けて揺れる音と風で涼を感じリラックスしたのを覚えています。
ポールの根元には国名プレートが付いていて、「あ、これはどこの国?」と一つひとつ確かめながら歩けば、帰り道が小さな世界めぐりの時間に。見知った国旗もあれば初めて出会う旗もあり、世界の広さを肌で感じながら出口へ向かう特別な散歩に。
混雑しやすい閉場後でも、外側ルートを選べば最後の最後まで万博を楽しめるおすすめの歩き方です。

西ゲートの旗

ポールの根元には国名プレートがあり、どの国の旗かすぐに分かります。東西ゲートどちらにもあり。
見えないところで支える技術と工夫
この旗について気になったので、少し調べてみると、1970年の大阪万国博覧会から、なんと500回以上の国際行事で国旗を扱ってきた専門家、株式会社アテナさんの制作。
皇居や迎賓館で国の代表を迎える式典でも、国旗や赤じゅうたんを整えてきたそうです。
国旗はその国を示す大切なしるし。順番や向きを間違えると失礼になることもあるとのこと。そこで株式会社アテナさんは、上下が一目でわかるスイブルフックや旗の位置を記録するシステムを使い、正しい順番を守っているそうです。
さらに風や雨に強い生地や、色あせしにくい染め方、丈夫な縫い方など、美しさを長く保つ工夫をたくさんされているとのこと。

上下が一目でわかり逆さ向きでは取り付けられない特別な金具スイブルフック。参照:㈱アテナHPより
世界の広さを実感する帰り道
世界地図でたくさんの国旗を見てきたつもりでしたが、初めて出会う旗も多く、地球の大きさを改めて実感し、また、同じ場所に並ぶその姿は、国々がこれからの未来を共につくる時間のよう。混雑の束の間に心が動かされました。
167本の旗が描く景色は、万博のもうひとつの見どころ。
行きでも帰りでも、空を見上げてその景色を探してみてください。きっと特別な記憶として残ります。

