こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
前回の展示会から3年振りとなる香取慎吾さんの個展「WHO AM I-SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-」が、4月20日からグランフロント大阪で開催されます。
1日早く19日にメディア向け内覧会をまま記者のハルと一緒に覗いてきたので感想をお伝えします!!
役者、タレント、アーティスト、クリエイターなど多才な面を持つ香取慎吾さんの作品は、一言で言うと「自由奔放」。本人に訊いた訳ではありませんが、心の赴くままに筆を走らせ、手を動かし、色をまき散らし、と言う様に描かれたのではないかと思いました。
200点近く展示されている作品たちはプリミティブであり、パワフルでもあり、何の制限もなく香取さんの創造性が最大限に表現された産物なのでしょう。
同行したハルの感想作品は枠にとらわれない自由さと余裕があり、自分の心の持ちようで、色々な受け取り方ができると思いました。その中でも特に気になったのが、赤色の背景にお母さんが子供を吊し上げている絵があり、子供が流した涙がバケツの様な入れ物の中に入っていく表現がとても印象的で、この涙は何なんだろう?と思う不思議な作品でした。香取さんが幼少時代に叱られた記憶を表現しているのかな、など様々な角度から拝見させていただきました。
展示会場は、前半を闇、後半を光というセクションに分けられていて、闇部分では照明が落とされた一方通行の通路の黒い壁に作品が飾られています。そして作品自体も闇というテーマに合わせたモノが並んでいて、暗い色使いが多くドクロやセンセーショナルな内容の作品が多かった印象です。この部分では逆戻りが出来ないので、じっくり時間をかけて一作品ずつしっかり観賞して下さい。
そして闇の部分の最後には、香取さんが10年の歳月をかけて貯めた自分の毛髪を使った作品が展示されていて、見れば見るほど色々なことを考えさせてくれます。
そこから黒幕を潜って光のセクションに入ると全く違った世界があります。煌々と照明が照らされた広い空間は白い壁に囲まれていて、その中で奔放に作品が飾られています。飾られている作品の色使いも一気に明るくなり、その場にいるだけで何か楽しくなって来る気がしました。
今回の展示会のタイトルにある「WHO AM I」には、ポジティブなときもあれば落ち込んでいるときもある様々な自分がいるということを踏まえて、自分の中にあるその両面を、作品を通じて来場者の皆さんに伝えたいという香取さんの想いが込められています。
また、今回の展示会は大阪が最初と言う事で、大阪での展示のために描かれた作品があり、そのタイトル は「Let’s大阪」。通天閣や道頓堀がある「ザ大阪」になっていますが、なぜかお城は大阪城ではなく夢の城。これも自由奔放の成せる技か!
香取さんのファンは一つ一つの作品を噛み締めて観賞していくでしょうが、アートファンの方々にもじっくりと時間をかけて観賞してもらいたいと思える展示会だと思います。
開催概要
WHO AM I-SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR- | |
開催期間 | 2023年4月20日(木)~6月18日(日)◆60日間 ※会期中無休 |
開館時間 | 平日 / 11:00~20:00 土日祝 / 10:00~19:00 ※最終入場は閉館30分前まで |
会場 | グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ |
住所 | 大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館内 |
問合せ | 0570-064-277(11:00~18:00) ※日曜・祝日休業 |
公式ウェブサイト | www.whoamitour-osaka.jp |
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