こんにちは、そろそろ万博会場取材50回に達するぱぱ記者Kenです。
万博会場へいく際は、必死になってパビリオンの予約を取ったり、長蛇の列に何時間も並んで、なんとかしてパビリオンをみようとする人が大半だと思いますが、それも万博を体験して、楽しむ方法の一つですが、万博を最大限満喫するには、他にも楽しみ方があります。
それは各パビリオンやオープンステージで行われているパフォーマンスをみて回ることです。
フラッと立ち寄ったアンゴラパビリオンでは、誰でも自由に入れるカフェスペースにあるステージで、アンゴラーズというアンゴラ人のバンドとシンガーのグループが、ノリノリでアンゴラミュージックを演奏していました。
それほど広くないスペースは人で一杯で、観客は皆ノリノリ。
このグループは毎日、閉幕までこのステージで演奏するそうです。午前11時を皮切りに、一日4回、一回の演奏は歌に踊りなど色々あって45分くらいだと聞きました。
国民性を考えてか、2回目以降の演奏時間は大体2時間毎くらいとしか言えない感じだったので、興味のある人は、そのくらいの時間帯を見計らって立ち寄ってみて下さい。
次に向かったのはチェコパビリオンのオーディトリアム。こちらは事前予約をして行きましたが、当日整理券をもらって指定した時間に来る方法が一般的な様なので、朝早くに整理券を確保すれば誰でも参加可能です。
この日はPrague Radio Symphony Orchestra (Chamber Soloists)の演奏。日本語だとプラハ・ラジオ・シンフォニー・オーケストラで、国を代表する様なシンフォニー・オーケストラ。そんなに広くないオーディトリアムでの演奏だったのと、特等席に座らせて貰えたので、演者までの距離が数メートルと、それだけでも驚愕。近過ぎて11人しかいない演者全員を写真の1フレームに納めきれない!
そして演奏が始まると、もう言葉は必要なし。ただただ聴き入るばかり。素晴らしいの一言でした。
次の目的地、シャインハットへ移動中、ポルトガルパビリオンの2階に二人のギターリストが!彼らはポルトガル音楽を演奏しており、パビリオンのすぐ横の地面にスピーカーを置いて、その演奏を通りゆく人々に聴かせていました。
何気ない演奏ですが、ポルトガル音楽を生演奏で聴ける機会は、大阪では早々あるものではないので、貴重な体験でした。
ポルトガルパビリオンでの流しのミュージックを楽しんだ後は、目的地のシャインハットで、ブラジル音楽のヴォサノバを小野りささんの歌唱で傾聴。
こちらも当日整理券をゲット出来れば参加可能で、会場自体は1500名入るので、パビリオンでのイベントと比べると収容人数は段違いに多いです。
この日は、小野りささんの後に、ブラジルのデザイナーによるファッションショーが華々しく行われ、最後にサンバシンガーのTerasa Cristinaさんがブラジルから駆けつけて歌を披露しました。
そして、この日の締めは、チェコパビリオンのルーフトップから見る「アオと夜の虹のパレード」。これまで正面や大屋根リングの上からなど何度か位置を変えて鑑賞したことのあるこのウォーターショーですが、チェコパビリオンのルーフトップからの眺めは最高でした!
また、このウォーターショーの前にはサックスフォンとフルートを使いこなす男性ミュージシャンの演奏もありました。
こちらも、ルーフトップで特別な貸切イベントなどがない時は、19時半までにパビリオンを鑑賞してルーフトップに辿り着くか、ルーフトップのレストランに入店できていれば、鑑賞は自由。
このようにパビリオンを見る以外にも万博をエンジョイする術はたくさんあります。
この日も私がみていないだけで、他にも音楽イベントやパフォーマンスなど様々な取り組みが会場内の各所で行われていました。
予定が被りすぎて行きたくてもいけないことの方が多いくらいですし、ポルトガルパビリオンのギターデュオの様に、偶然出くわす演奏やパフォーマンスも多々あります。
そういうことも頭に入れて、パビリオンの予約だけに固執しすぎずに、柔軟に対応しましょう。
アンゴラミュージック、チェコのシンフォニー・オーケストラ、ポルトガルミュージックのギター演奏、ブラジルのヴォサノバとサンバ。
それぞれの舞台をお金を払って聴きに行っても十分楽しめるものが一日でハシゴして聴けて、追加料金なしって、万博太っ腹過ぎませんか?
「アオと夜の虹のパレード」にしても、あのショーだけでそこそこお金を取って観せても充分なクオリティーなので、もしまだ観ていないという人は、閉幕までに必ず観てほしいです。
観終わった時に、観客から聞こえてくるのは賞賛の言葉だけです。どこの国の人であれ、あのショーを観て満足していない人に今まであったことがありません。
そして、内容を見ると大人向けなものではありますが、子供も参加可能です。「子供が泣いたらどうしよう」とか「騒いだら・・・」と気になる方もいるかもしれませんが、気にせず連れて行ってあげて下さい。子供達は皆天才なので、いいものに触れる機会を与えてあげると物凄い勢いで吸収します。それにこれくらい本物だと子供も聴き入ったり、観入ったりするので心配しなくても大丈夫です。大人よりも子供の方が本当に良いものは簡単に感じ取れるので!!
ということで、万博はパビリオンだけではありません。他にも楽しいことがいっぱいあります。そしてその殆どが本物で、この機会を逃すと、この大阪で次に観たり聴いたりできる機会がいつくるかなんてわからない貴重なものばかりです。もしかしたらもう2度とないかもしれません。
人生、楽しみましょう!
これ、万博で外国人と話ていて一番痛感することです。

