こんにちは、ろこぴんです。
2025年10月3日(金)、大阪・関西万博2025の民間パビリオン「電力館 可能性のタマゴたち」の屋外ステージに、色とりどりのファッションに身を包んだ“人生の先輩”たちが登場。最年長は77歳で、颯爽とランウェイを歩く姿に、会場からは自然と拍手が起こりました。
このイベント「WEAR LIFE, LIGHT UP THE WORLD ― 人生をまとう。世界を照らす。―」は、大阪医科薬科大学が主催。ユニクロが協力して開催されたもの。高齢者モデル12名によるファッションショーと、「医療×衣料」をテーマにしたトークセッションも行われました。
笑顔あふれるランウェイ

ロコリさん
この日登場したのは、YouTubeで人気のファッションユーチューバー・ロコリさん(71歳)や、世界的ダンサーのTeddy Danさんなど個性豊かな面々。鮮やかな赤のカーディガンや軽やかなジャケットなど、ユニクロの秋冬コレクションを自分らしく着こなし、観客を魅了しました。

Teddy Danさん
「新しい服を着ると、自然と背筋が伸びて足取りも軽くなるんです」と話すロコリさん。横山さんも「スポーツをしているので、軽くて動きやすい服は日常にもぴったり」とにっこり。

横山さん
「医療×衣料」で人生を明るく
ショーの後には、大阪医科薬科大学の河野恵美子先生と、株式会社ファーストリテーリング社員の塩田知弘さんによるトークセッションが行われました。
河野先生は、学生時代に老人ホームで見た光景を振り返り、「みんな同じ柄のつなぎを着ている姿を見て、自分の未来もそうなるのかと思うと悲しくなったんです。でも北欧では、色とりどりの服を着て笑顔で暮らす高齢者がいた。その違いを変えたいとずっと思ってきました」と話ていました。
そして、その思いが今回のイベントにつながったと話し、「医療が提供するケアと、ユニクロの衣料としてのケア。この掛け合わせで、誰もが元気に生きられる社会を実現したい」と力を込めました。
服は「誰かの生き様」を映す
株式会社ファーストリテーリング社員の塩田さんは生まれつき耳が聞こえない経験を持ちながら、現在はユニクロでダイバーシティ推進に取り組んでいます。
「ジーンズを履きたいけれど硬すぎて30分もかかる、という車椅子ユーザーの友人の声を聞いたことがあります。その言葉をきっかけに、誰もが着やすい“Made for All”の服を届けたいと思うようになりました」
河野先生も「服は単なる布ではなく、その人らしさを映すもの」と語り、医療と衣料の連携が人の尊厳や自分らしさを支えることを強調しました。
未来を照らすファッションの力
ショーに登場した“人生の先輩”たちは、ただ服を着るだけでなく、人生を楽しむ姿そのものを観客に見せてくれました。
「こんなにおしゃれなレジェンド(高齢者)が街に溢れたら、日本はもっと元気になると思います」と河野先生。塩田さんも「服を通じて人の笑顔を増やしていきたい」と話しました。
イベントの最後には、登壇者から「医療×衣料で世界をもっと明るくしたい」というメッセージが送られ、観客は大きな拍手で応えました。
最後に
私も会場に足を運んだのですが、ランウェイを歩くみなさんの表情が本当に生き生きとしていて、自然とこちらまで笑顔に。鮮やかな色の服を着るだけで、背筋がピンと伸びるような、元気をもらえました。
ユニクロが掲げる「LifeWear」は、年齢や障がいに関係なく、すべての人の生活を支える服。今回のイベントは、その理念を体現する場となりました。


ゲーム好きなので、オススメゲームあれば教えてください。