ナツメヤシで出来たアラブ首長国連邦パビリオンはオアシス 万博ストーリーズ

アラブ首長国連邦、万博 ※取材にあたり、サービス・商品の提供をいただきました

こんにちは、ぱぱ記者Kenです。

1970年の大阪万博にはアブダビとして出展し、その後1971年にアラブ7カ国(アブダビ、ドバイ、シャルジャ、ラス・アル・ハイマ、フジャイラ、アジュマン、ウンム・アル・カイワインの7つの首長国)が1つになってアラブ首長国連邦(UAE)が成立。そして今回はその連邦での参加になります。
建設途中の頃から、ガラス張りの建物の中に多数立つ巨大な柱がものすごく気になっていた建物だったのでいの一番に行ってきました。アラブ首長国連邦、万博

その巨大な柱の正体は、同国や地域にとってとても重要な植物のナツメヤシの枝を集めて作ったものでした。アラブ首長国連邦、万博 アラブ首長国連邦、万博 アラブ首長国連邦、万博集められたナツメヤシの枝の数は200万本。あまりに多すぎて国内のナツメヤシだけでは足りないので、アラブ各国からも提供してもらったそうで、この助け合いの精神や行為そのものが万博のテーマやコンセプトに合致していると教えてくれました。
日本から見るといつも揉めているような印象があるアラブ諸国ですが、現実はそんなことはなく、皆お互いに助け合ったり、協力しあったりしていることがわかります。

ちなみにこの巨大な柱、全部で90本もあるそうです。じっくり見て回ってもそんなにあるのか?と思いますが、少し数えてみると確かに90本くらいありそうでした。アラブ首長国連邦、万博ナツメヤシを1本ずつ組みあわえて行った作業員の方の努力に頭が下がります。

そしてその柱の間に設置されているのが、このパビリオンが伝えたい同国について。7つの首長国の中では、ドバイが一番日本人に馴染みのある名前かもしれませんが、パビリオンの中は特に区切りなどはなく連邦として、これまでの歴史や現地での暮らし、最先端の技術や産業、伝統文化や工芸技術などを広々とした空間に展示、デモンストレーションしています。アラブ首長国連邦、万博 アラブ首長国連邦、万博 アラブ首長国連邦、万博

1970年にアブダビとして参加した大阪万博の時のパビリオンの模型があったり、可動式の太陽光パネルがあったり。このパネルは太陽の動きに合わせてパネルの向きを変えていくのでエネルギ生産効率が高いそうです。アラブ首長国連邦、万博 アラブ首長国連邦、万博 アラブ首長国連邦、万博また羊とラクダの毛を使った編み物も展示されています。これは床に敷いて使用するそうですが、触り心地もよくとても柔らかいので、床に敷くのは勿体なき気がするほどです。アラブ首長国連邦、万博

そしてパビリオンの一番奥には大きな空間があり、3つの円形のスクリーンでドキュメンタリー番組を上映しています。アラブ首長国連邦、万博スクリーンが3つあるのは、それぞれ違った登場人物の視点で同じストーリーを見せるため、という手の込んだ演出をしています。3つのスクリーンに囲まれた空間には巨大な絨毯が敷かれているので、その上に座ってゆっくり楽しんで行ってもらいたいと仰ってました。

ドキュメンタリーの内容は、現代の同国で生きる人々の本質を現しています。自然との関わりや都市生活とのバランス、持続可能性や何よりも重要なナツメヤシの活用方法など様々なことを取り上げています。
壁にはそのナツメヤシを利用して建てた家の写真があり、季節によってナツメヤシの密集度が違い、風を通す夏版や暖を維持する密集度の高い冬版などを見比べられます。

パビリオン全体について聞いてみると、「この空間はオアシスを現している」とのことでした。私たちが「オアシス」と聞くと砂漠にポツンとある水辺で樹木が数本立っている、というイメージかもしれませんが、彼らのいう「オアシス」は場所というより空間を差し、人々がくつろげて、安心していられる様な空間、家という閉じた世界でもなく社会全体までではないが、ここにいると落ちつく、という空間らしいです。巨大な柱に囲まれていることで「守られている」とも言えそうだし、床に敷かれた絨毯の上で皆で座って語り合ったりしていると家にいる様にも感じるのかもしれません。アラブ首長国連邦、万博 アラブ首長国連邦、万博

実際、パビリオン内にいると何か落ち着く感じはしましたし、ピースフルという言葉がピッタリかもしれません。
対応していただいた同国の方は、皆さん日本語も話せますし、物腰も柔らかく、Welcomeされているということが伝わってきました。

併設されているレストランでは現地の料理も楽しめ、私もマッチブースサマクという料理をいただきました。アラブ首長国連邦、万博この料理は、UAE風スパイス「バザー」でマリネした魚のグリルで、マッチブース(スパイスとナッツ)を混ぜ合わせたライスと一緒に食べます。
黄色の丸いパンはカミールと呼ばれるもので、膨らんでいますが、中は空洞になっていて柔らかく美味しかったです。
右下のオレンジのものはフルーツではなく、UAEバージョンのタピオカで、冷たくなく常温で食べるものらしく、体験したことのないものでした。甘くないので食事と一緒に食べても気になりません。
紫の実はデーツ。ナツメヤシの実で食事には欠かせないものです。

席について最初に男性が近づいてきて、入れ物を差し出してきたので中を見るとデーツがたくさん詰まってて1つ摘んで頂きました。アラブ首長国連邦、万博それとペアリングさせる様にデーツの実を使ったガーワコーヒーという現地のコーヒーを淹れてくれるので、デーツと合わせてまずは中東の雰囲気を味わえます。

パビリオン内は自由に見て回れるので、ふらっと立ち寄ってみて下さい。色々みているとスタッフの方が自然と声をかけてくれて説明してくれるので、予備知識がなくても楽しめます。
料理も美味しいし、ギフトショップもあるので最後までアラブの空気を楽しめました。

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