こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
2026年10月10日(土)~12月13日(日)の期間、神戸市立博物館(神戸市中央区)にて「トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~」が始まった。
開会前日に行われたメディア向け内覧会ではムーミンも登場。
作品や写真などの著作権は以下に帰属する。© Moomin Characters™︎ © Tove Jansson Estate
同展示会は、2025年の「ムーミン」小説第一作の出版80周年を記念して、フィンランドのヘルシンキ市立美術館(HAM)の協力のもと、開催するもの。ムーミンはフィンランド生まれだが、世界でも日本での人気はダントツと言われるほど、日本では人気のキャラクターでもある。
そのムーミンの生みの親で、絵画、風刺画、コミックス、絵本、小説など多方面に才能を発揮したアーティスト、トーベ・ヤンソン(1914-2001)が残した初期の油彩画や第二次世界大戦前後の風刺画、「ムーミン」小説・コミックスの原画やスケッチ、愛用品など約300点を通して、トーベの創作の世界を振り返る。
第1章では、トーベ・ヤンソンその人にフォーカスし、彼女の生い立ちに迫る。
トーベはアートに造詣の深い両親の元に生まれ、小さい頃からアートに触れて育った。15歳の頃、政治風刺雑誌にイラストが掲載され、その後ムーミンの原型とも言われている「スノーク」のイラストが登場したのもこの雑誌。

雑誌『ガルム』1945年 イースター号 ムーミンキャラクターズコレクション © Tove Jansson Estate
若い頃は油彩画を多数描いたこともよくわかる。
この辺りのトーベの活動やムーミン誕生までの流れが、トーベの作品に加え、当時の写真やトーベが使用していたペインティングの道具などの愛用品、そしてラフスケッチや原画などとともに展示されている。
ムーミンを世に送り出してからは、習得したフレスコ画法を活かして学校や病院、教会、レストランなど公共施設で壁画を描いたり、ムーミン小説やコミックなどがシリーズ化し、作品やムーミンとともに知名度を上ていく。明るく華やかで見ていると楽しくなるような絵柄や色使いの作品が多いのも特徴だ。
会場ではムーミン小説のカバー表紙や壁画のデザインなどが多数展示されていて貴重な品々に出会える。

キーラ・スウェーデン語小学校の食堂のために描かれた壁画
≪青い鳥≫ 1953年 複製 City of Raasepori © Tove Jansson Estate ©HAM/ Maija Toivanen

第2章では、ムーミンと仲間たちにフォーカス。トーベが描いた多数のスケッチやイラストが、各キャラクターごとに纏められて展示されている。それぞれの展示の背景にはムーミンのストーリーがあり、説明を読みながら進んでいくと、いつの間にかすっかりムーミン谷の世界にテレポートした気分になる。

キャラクターが語ったセリフを抜き出し、コミックの一場面を抽出し、ムーミンをさまざまな角度から紹介している。


また、同展開催中の毎週土曜日には、学芸員による展示解説会が行われる。時間は17時から17時30分(受付開場は16時30分~)で、場所は神戸市立博物館の地階講堂。定員は140名(当日受付、先着順)、当日使用できる観覧券が必要だが、参加費は無料なので興味のある人は気軽に参加してみては。
開館時間は、9時30分~17時30分(金曜と土曜は20時まで)、展示室への入場は閉館の30分前まで。観覧料 (税込)は、一般 2,200円 、 大学生1,100円、 高校生以下 無料。

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