こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
あべのハルカス近鉄本店で、東北六県の魅力あるグルメや工芸品を集めた「東北六県味と技めぐり」が3月5日からウイング館9階催会場で始まったので、早速現地をチェックしてきました。
東北の物産展は数ある物産展の中でも人気の高いイベントだそうで、今回は、食品・工芸あわせて約60店舗が一堂に集結し、グルメではバイヤーが厳選した16店が初登場。
東北は美味しいものや名物と呼ばれるものがたくさんあるので、どれを紹介するか悩みますが、その中で「うまっ!」と思ったものを紹介します。
福島県の会津よろづやソースカツ丼が売りのお店で、地元では大人気店だとか。こだわりはソースで、甘味の強い味付けですが、色々と隠し味が含まれているので舌に残る味は多層構造。
ソース好きが多い大阪ではウケるのではないかと思います。地元では食事のおかずはもちろん、日本酒のアテにも人気らしいので、トンカツをつつきながらイッパイやるのもありでしょう。
宮城県みうらや唐揚げはどの物産展でも人気ですが、ここの唐揚げは仙台産の味噌を使用。鶏肉以外に牛タンや小ガニなど変わり種があるのが特徴。
味噌味の唐揚げは間違いなくお酒が進みそう。牛タンはよく食べる焼いたものとは全く別物な食感で食べ応えありでした。
青森県のコマモシフォン青森県産の紅玉とふじをたっぷり使ったアップルパイ「王道アップルパイ」が一押し商品。プチ、スモール、そしてホールと3種類のサイズがあり、人気はやはりホール。りんご2.5個を使ったボリュームたっぷりのアップルパイで、4人くらいで食べるとちょうど良さそうな量。
宮城県のカフェレストランSEASAW地元七里ヶ浜で取れた最上級の海苔を使った「浜ののりだれ」とそれをベースにした「浜ののりマヨ」と「浜ののりドレ」の3種類は、どれもご飯が進む逸品。海苔は養分豊富な海で育ったブランド海苔「みちのく寒流のり」を使用。上品な風味と顔りが特徴で、皇室にも献上されるほど。
ご飯だけでなくうどんに絡めたり、サラダやカレーの隠し味に加えるなど使い方は幅広い。
また、この海苔に宮城県蔵王町で生産された朝採り生バジルを加えた「浜ののりバジル」はかなりヤバい出来。最初にバジルの味が、その後海苔の香ばしい香りと味が口内に広がります。また、朝採れのせいか、バジルに嫌な癖がなくとても食べやすい。ジェノベーゼは勿論、トマトソースと合わせても美味しく、地元で経営するカフェでは「浜ののりバジル」を使ったパスタが大人気だとか。まだ生産が追いついていない状態なので売り切れ注意。買えないと後悔すること間違いないので、急いだ方が良いでしょう。
東北の高校生百貨店宮城県、岩手県、福島県の高校生が直接生産者の話を聞き、心に響いた「生産者の想い」と商品を届ける「高校生百貨店」が今年も会場内の一角に登場。
2011年の震災と放射能で全町避難を余儀なくされた楢葉町。私も何度も現地へ行ったことがありますが、当時は人口0人のゴーストタウンでした。しかし今回、そこで育てられたゆずを使って生産された「感謝のゆずドレッシング」と「感謝のゆずポン酢」が登場。売り場をサポートする関西の高校生スタッフの心にも響いたストーリーがあったようです。
販売されている全ての商品は、それぞれにインタビューした東北の高校生の心に響いたストーリーがあったものばかりなので、来場される方にも、そのストーリーに耳を傾けてあげて欲しいです。
また、今年で30年という節目を迎える阪神淡路地震を踏まえて、海上保安庁や消防隊が食べているカレーを工夫して作ったレトルトパックのカレーも登場。地元神戸では知られた商品だそうです。特に兵庫県警のカレーは温めることも必要ないので非常食には持ってこい。
高校生が販売に立つのは3月5日(水)・8日(土)・9日(日) 10:00~17:00、11日(火) 10:00~15:00。
まだ現在進行形の大船渡市での火災に対しての寄付ボックスも設置されているので、みんなで現地の人たちを支援しましょう!
寄付ボックスは会場案内板(会場地図)のすぐ隣にあります。
最後に食ではない物産から1つ。
山形県の米沢緞通・滝沢工房会場内を巡っていて、遠目にカラフルな色合いの製品が視界に飛び込んできて引き付けられる様にブースの前に。待ち構えていた笑顔が素敵なスタッフの方からたっぷり説明をしていただきました。
米沢緞通・滝沢工房は手織絨毯の老舗として発展してきましたが、今は絨毯よりここに並ぶ様な小ぶりの製品が中心で、高品質で座り心地や触り心地は最高。
過去には総理官邸の階段に敷かれていた赤絨毯なども作っていたほどで、今も個別の注文依頼を受けて生産するものもあり、全て手作業のハンドメイドなので、注文から納品まで2ヶ月ほどかかるという貴重な製品。
洗濯も出来ますし、何十年と使っても型崩れせず使用し続けられる耐久性も持ち合わせているそうです。
変わったところで目についたのが羊毛ブラシ。革製品などの汚れや埃を落とすだけでなく、艶出しや表面の保護などに使えるし、陶器やガラス製品などの埃取りにも活躍。柄の部分は、超ベテランの職人さんが手掛けているので最高の仕上がりになっています。しかし、その職人さんたちの技術を引き継ぐ後継者がいないため、今手に入れないと永遠に手に入らないかもしれない逸品です。
長く使えて、気をつければ中性洗剤で洗うことも可能。毛が傷んだり汚れてきたら、最後は革靴を磨く用にも使える優れもの。
最後は「うまっ!」というモノから離れましたが、手にとって実際に感じて見るとその良さがわかる品だったので敢えて推してみました。
1週間と短い期間ですが、カバーしきれていない食や物産品が盛り沢山なので、ぜひ来場してみて下さい。
物産展情報
東北六県味と技めぐり | |
開催期間 | 3月5日(水)~11日(火) 10:00~20:00 ※最終日は15:00閉場 |
イートイン・バーの営業時間 | 10:00~19:15 |
開催場所 | あべのハルカス近鉄本店 ウイング館9階 催会場 |

