こんにちは、もっちです★
弁天町で話題のカフェ「螺旋(らせん)珈琲」さんで、自家焙煎コーヒーを堪能してきました♩2025年6月のオープン後、気になっていた方も多いのでは!?今回はお店の雰囲気や人気メニューまで、ご紹介します♪
スタイリッシュなのに暖かい。螺旋珈琲の魅力
弁天町の街角に、一際目を引くカフェが静かに佇んでいます。
築60年の古い倉庫をリノベーションした建物で、コンクリートの土間床やブロック壁の無骨さを残しつつ、黒い木の扉と大きなガラス窓が配されています。入口には螺旋マークのロゴと「Cafe & Gallery」の看板。初めて訪れる人は、どこか背筋が伸びるような“クールなカフェ”を思い浮かべることでしょう。
扉を開けると、その印象はいっそう強まります。
倉庫の骨格をそのまま生かした空間に、黒い札幌軟石粉を使ったリサイクルアートがひとつ。強い存在感を放ちながらも、周囲に残された余白が作品をより引き立てています。
無機質なコンクリートや黒を基調とした装飾の中に、あえて“何も置かない間”をつくる。その空白が静けさを生み、空間に奥行きを与えてくれます。テーブルや椅子は最小限に絞られ、光の加減もやわらかに調整されているため、細部からオーナーの美学が伝わってきます。
ところがその洗練された雰囲気も、オーナーの宮本さんが声をかけてくれる瞬間にやわらぎます。
穏やかな口調と丁寧な接客が空間に温度を与え、背筋が伸びていた気持ちも自然とほぐれていきます。居心地のよさは、この人柄があってこそ。スタイリッシュさと温かさ、その意外な組み合わせが心地よいバランスを生んでいるのです。
珈琲一杯が、感覚を目覚めさせる
コーヒーにも、その姿勢は色濃く表れています。店内で自家焙煎した豆を使い、提供されるのはエスプレッソベースのラテ類とハンドドリップ。
名物の「黒ラテホット」(600円)は、エスプレッソとミルクに竹炭を加えた一杯。夏はアイス、冬はホットで。真っ黒な見た目に反して口当たりはなめらかで、思わず驚かされます。
もう一つの人気メニュー「五感で味わうコーヒー」(700円)は、同じコーヒーを黒い陶器と透明グラスに注ぎ分け、熱い状態と冷めた状態を飲み比べるというもの。宮本さんは味の説明をあえてしません。「どう感じるかは飲む人自身に委ねたい」という思いが込められているのです。
2階はギャラリースペース「巡る美術館」
白い壁の空間では、アーティストの展示や企画展のほか、マルシェやワークショップなど多彩なイベントが開かれています。貸切も可能で、地域の人々が集う交流の場としても親しまれています。(利用についてはInstagramのDMにてお問合せ)
黒と余白の美学。こだわりながらも自由な発想で楽しませるコーヒー。そして、宮本さんの温かな人柄。
洗練された空間でありながら、肩肘張らずに過ごせるのは、オーナーがつくる空気のおかげでしょう。だからこそ多くの人が惹かれ、繰り返し訪れたくなるのです。
店舗名 | 螺旋珈琲(らせんコーヒー) |
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所在地 | 〒552-0001 大阪府大阪市港区弁天5-1-12 |
営業時間 | 12:00~19:00 ※お休みはInstagramのカレンダーにて確認 |
@螺旋珈琲 |
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