こんにちは、ぱぱ記者Kenです。

あべのハルカス近鉄本店で10月10日から14日までの5日間、新潟県の酒が楽しめるイベント「にいがた酒の陣 OSAKA」が開催されます。

それに合わせて10月9日に俳優の山口智子さんを招いてのメディア向け内覧会が開催されました。1時間ほど会場内を巡って、各酒蔵の方から説明を受けつつ試飲して回った山口さんはすっかり新潟県の虜になったようでした。

10日から始まる「にいがた酒の陣」は、酒蔵数日本一を誇る新潟県内の蔵元が、自慢の酒を一堂に持ち寄り、個性豊かな美味しい日本酒を味わっていただくイベント。今回、あべのハルカス開業10周年を記念して、大阪・関西の人たちに新潟の日本酒を楽しんでもらおうと初めてあべのハルカス近鉄本店で開催します。

会場では、「上越」「中越」「下越」「佐渡」の4つのエリアの日本酒の個性を感じながら、自分好みの日本酒を探す楽しみを味わえます。
とは言え、新潟県だけで酒蔵は89もあり、そのうち今回参加しているのが35蔵。各蔵が複数の銘柄のお酒を用意しているので、会場内には100銘柄を優に超えるお酒があり、試飲は出来ても実際に個人が嗜める量はほんの一部だけ。

ということで、選びきれないほどある中から、敢えて数銘柄だけ紹介します。

新潟銘醸の「おんな盛（ざかり）」と「おとこ勝（まさり）」は、酒好きな女性が集まった「にいがた美醸」という団体のメンバーが製造に参加して作られた酒で、おんな盛は甘口でりんごのような吟醸香があり優しい仕上がり。おとこ勝は辛口ですが、口に含んだ後の味変が楽しめます。この2銘柄を赤ワインを作った後の樽に入れてブレンドしたのが「うすくれなゐ」。赤ワインの色が移ってわずかにピンク色になっています。女性にはおすすめの3本です。

越後酒造場の「純米酒越後の甘口」は、蔵元曰く、甘口の酒で濃い味の料理に合うそうです。試飲したまま記者いのっちは、「甘さよりキリッとしていて飲みやすい」と絶賛。甘口でも淡麗仕上げにしているのがいのっちに響いたのかも。

しかもこの越後の甘口、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で2度も金賞に輝いているのに、「燗酒コンテストお値打ち熱燗部門」でも3度も金賞を受賞していて、冷やでも熱燗でもいける酒として認められています。

津南醸造の「郷GLANDCLASS 魚沼コシヒカリEdition」は、酒米を使わずに同蔵の地元が一大生産地である魚沼産のコシヒカリを100％使用した希少な逸品。コシヒカリの粘り気と甘みを活かしていてもさらりとした旨味のある純米大吟醸に仕上がっているそうです。12本限定の販売なので、興味をそそられた方はお早めにお買い求め下さい。

また同じ郷（GO）シリーズには、五百万石で作った180mlの手のひらサイズのボトル入りがあり、今回は上品な旨味のDINER、甘くてフルーティーなDOLCE、熟成古酒のVINTAGEの3種類を販売。BBQやアウトドアで気軽に飲める様にボトルを手のひらサイズにして、キャップも開け閉めできるタイプを採用。これからの季節にぴったりの1本かも。

他にも紹介したい銘柄がたくさんありましたが、それは皆さんが実際に会場へ行って確かめてみて下さい。

お酒といえばおつまみ、アテですが、勿論様々な新潟産の食材も揃っていました。
それ以外にも味噌蔵の山田醸造が作ったディップソースCOZYは、味噌職人さんが「おいしくなるまで売らない」と拘り抜いて作った商品。大豆と米糀に野菜を加えた健康的なソースで、和食の味噌と対比させて洋食に合わせて食べて貰えるように工夫したそうです。野菜をディップしたり、ソースとして使ったり、肉や野菜を漬け込んだり、食パンにぬって野菜を加えるなど、味噌のような使い方をしつつも、味噌ではなくディップソース。試食してみると「メチャうま！」でした。確かに洋食に合いそう。
隣には各味噌蔵が作った味噌も販売されています。

また、今成漬物店では、地元産の食材の中でも最高品質のものだけを八海山の酒粕に漬け込み、無添加で作った山屋漬を販売。錦糸瓜や越瓜、ワラビなど、地元野菜を酒粕で漬け込んだ漬物は、発酵の風味と香りが、口の中に広がり、上品な甘み。シャキシャキした食感が残りで、とても食べやすい。 変わり種として山家漬を漬けた後の酒粕を使って作る「クリームチーズの粕漬け」は、いのっち曰く「ワインや地酒のお供にぴったり。濃厚なクリームと酒粕の相性が良く、女性が好きな味。ナッツと食べてもGood！」とのことで、試食したらほっぺたが落ちたそうです。

各ブースで試飲も出来ますが、会場内にはカウンター形式の日本酒バー「スナックニイガタ」が設置されていて、酒どころ・新潟の30種類以上の日本酒から好きな3種類を選んで、新潟にちなんだおつまみなどとともに、自分好みの飲み比べセットを楽しむことも出来ます。カウンター内には新潟でスナックを営むももよママがいて、皆さんを迎えてくれます。※ラストオーダーは 19:00、最終日は 14:00
スナックチケット 1,200 円　(日本酒 50ml×3杯、おつまみ付き) 

またスナックニイガタでは、各蔵から集めた日本酒35銘柄をブレンドしたこの会場限定の越乃晴明(こしのはれあかす)が用意されています。実際、35銘柄もブレンドしたらおかしな味になるのでは、と思いましたが、試飲してみると濃厚な甘みとどっしり感のある口当たりで日本酒のオーケストラと言った仕上がりになっていました。
単体銘柄では出せない貴重な重層構造の日本酒なので、興味のある人は試して見て下さい。
各日限定100杯だけなので、どうしても飲みたい人は早い時間に行って下さい。
山口智子さんも「昼飲みは最高！」と力説していましたし。
※各日限定100杯 ※瓶での販売はございません。

同イベントでは日本酒以外にも、新潟にちなんだおつまみや新潟の新米を販売したり、日本酒には欠かせない酒器などを集めた「にいがたもん博」も併催します。

開催概要

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