こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
大阪府などが主体となった大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Rebornに行ってきました。
限られた時間の中、駆け足で巡ってきたので、ほとんど中身が確認出来ませんでしたが、パビリオン全体の大まかなアイディアは掴めたと思います。
ヘルスケアパビリオンは、テーマがREBORN。このテーマには“「人」は生まれ変われる”、“新たな一歩を踏み出す”という意味が込められていて、現在の自分の健康データを元に2050年の自分の姿をCGで見ることが出来、その姿に対してこれからどういう行動を取れば、より若く健康な未来の自分になるか、のヒントを提供する各企業のブースを巡っていく「リボーン体験」が軸になっています。
この一連の体験が1つの大きなテーマで来館者は各ブースで興味のある展示や体験を楽しみながら、健康や医療、Well beingの知識を得ていきます。
入館後、最初にリボーン体験をするために事前登録しておいたデータを元にしてプリクラのブースのような身体測定ポッドで幾つかの健康チェックを受けると、現状の健康状態(肌や髪の毛、視覚や歯など)がABCDで評価されて表示されます。同時に身体全体の測定年齢が表示されますが、私の場合は実年齢より若く出たのでホッとしました。
そのデータを携えて2階に移動するとまずは、ミライのじぶんの姿とご対面。チェックしたデータを元に2050年のあなたの姿をCGで表現した姿が現れます。入館からここまでで特に並んだりすることなくても15分弱かかりました。
ミライの自分の姿を確認した後、ミライのヘルスケアゾーンへ移動すると、そこには各企業のブースが並んでおり、各社各様に健康や医療、環境問題など私たちの身体に影響を及ぼす還付性のある様々なコンテンツを揃えています。
パネル展示だけのブースもあれば、実際にVR体験が出来たり、健康チェックが出来たり、アニメCGでその企業が考える未来の世界を視聴出来たり、となかなか盛り沢山の内容になっています。
私は限られた時間内で駆け抜けましたが、個人的な感想ではこのフロアだけでも1時間は楽しめそうに思いました。
ミライのヘルスケアゾーンには過去に取材したタカラベルモント社の出展空間もあり、話に聞いて、イラストで見ていただけだっただったのが、初めて実物をみて、聞いていた話が「なるほど!」と腑に落ちました。
本当はもっとゆっくり時間をかけて、あのキラキラなスペースの中に没入すれば製作者の意図する世界にもっと近づけただろうと思うので、十分な時間を取れなかったことが悔やまれます。
2階を堪能して1階へ降りていくと、そこには違った未来が待っています。
最初に登場するのはミライの都市ゾーン。ここでは未来の暮らしや社会を体験したり、CGや模型で表現された世界を見たり話を聞いたり出来ます。
子供達は間違いなくおおはしゃぎしそうなゾーンではないかと思います。同時に大人はミライの世界を想像しながらワクワク出来そうな、充実した内容のコンテンツになっています。ここでも1ヶ所ずつ話を聞いたり体験して回ると30分くらいはかかるかも。
ミライの都市ゾーンをでると、すぐ目の前にはあの「人間洗濯機」が置かれています。事前予約すれば会期中に1000名まで実際に中に入って人間洗濯機に洗ってもらう体験が出来るのですが、残念ながらすでに予約は満杯で締め切っているそうです。
ミライの都市ゾーンの隣にあるリボーンチャレンジのゾーンでは、大体毎週(時により日数は変わります)交代で、様々な中小企業の最新技術や研究結果の成果発表や展示がなされていて、そこには間違いなく世界を変える技術やシステム、仕組みや取り組みがあるので、必ず立ち寄って一つずつチェックしてみて下さい。もしかしたらあなたの人生や人生観を変える様な素晴らしい出会いが待っているかもしれません。
展示企業予定表はこちら。
建物を一通り巡ってきて辿り着くのは真ん中の空間、アトリウムで、ここのテーマは再生医療。iPS細胞から作った心筋シートが心臓を打つペースで動く様子が見られます。
ほとんどの人が最後に足を踏み入れるだろう場所がミライの食と文化ゾーン。ここでは未来の食を用意した各社がお店を出展しており、実際に食事を購入出来ます。
サンドイッチやおにぎり、過去に取材したほっかほっかのワンハンド弁当などがあり、それぞれにミライの食というテーマに添って開発されたものばかりです。
フレッシュなジュースを提供するエア・ウォーター社は、ロボットがお客さんの目の前で用意するジュースを提供する予定で、人とロボットが共同して働くモデルを示し、このモデルが未来の飲食業界の標準になることを期待しているとか。
またほっかほっかでは実際に販売するワンハンド弁当が撮影用に用意されていたのですが、私が先日試食で食べたものよりかなり大きなサイズでビックリ!これは2つも食べたらお腹いっぱいになりそう。
このゾーンの一番奥にはドラッグストアのアカカベがあり、日常的な薬や熱中症対策グッズが取り揃えられています。その他には万博関連グッズも多数あり、中にはメーカーと共同開発した「ここでしか買えない」グッズもあるそうです。離乳食や生理用品などもあり、金額も市中の店舗と同じ値段なので安心して購入出来ます。
体調不良などの際は駆け込みたい場所になるのではないでしょうか。
ヘルスケアパビリオンは、入館には予約が必要ですが、アトリウムとリボーンチャレンジ、そしてミライの食と文化ゾーンは予約なしで誰でも自由に出入り出来るので、気軽に立ち寄れます。入り口が予約した人とその他で別れているのですぐわかると思います。
ヘルスケアパビリオンでもうひとつ使って欲しいのが「みんなトイレ」。みんなトイレは、車椅子の人や介助者を同伴している人、父娘の親子連れなど、誰でもが人の目を気にせず使えるトイレで、通常の便器、便座以外に授乳用の個室や子供用の小さなトイレ、車椅子で入っても十分なスペースがある広いトイレなど様々なトイレがあります。
会場内には多数のトイレがありますが、このトイレの存在は頭に入れておくことをオススメしたいです。特に子供連れの時は遠慮せずに使いましょう!
ヘルスケアパビリオンを出て来ると、そこにはリボーンステージがあり、日々様々なイベントが開催されます。
またいのちの湧水という球体の中で植物が栽培されているものがあり、水耕栽培と陸上養殖を組み合わせた循環型生産システムを展示しているので、こちらも覗いてもらいたい未来への展示です。
これで終わりだと思っていませんか?まだあるんです。ヘルスケアパビリオンの一部ではありますが、隣に立つ別の建物XD Hallでは、「REBORN」をテーマとした、自然や生物、生命の素晴らしさを感じることができる体験型コンテンツ「Monster Hunter Bridge(モンスターハンター ブリッジ)」が展開されます。直径約12メートル、高さ約5メートルの円筒形状のシアターで、ホール内は側面360度と天井にシースルーLEDを設置。床にはプロジェクターで映像を投影することで、これまでにない没入体験を演出。また、イマーシブサウンドで包み込むような立体的な音響やサウンドにあわせた床振動など、様々な技術を活用し、これまでにない圧倒的な没入感を味わえます。
コンテンツを体験している時間は5分程度だったと思いますが、準備や説明、待ち時間も合わせると20分くらいはみておいた方が良さそうです。
さあ、ここまで読んでいただくと、このパビリオンが提供するコンテンツの豊富さとバラエティーの多さを理解してもらえたかと思います。最低でも2、3時間は楽しめる内容にはなっています。1時間くらいで駆け抜けようなんて間違っても思わないで下さい。色々見たいパビリオンがあっても、時間をかければかけるほど楽しめるパビリオンだと思うので、そのメリットをしっかり享受してもらいたいです。
楽しいヘルスケアパビリオン体験が出来ますように!
大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn
開催期間:2025年4月13日(日)~10月13日(月)
開館時間:9:00~21:00
公式HP:https://2025osaka-pavilion.jp/

