【都島区インタビュー】「便利さの先にある、心地よさへ」水辺と緑、あたたかなつながり。都島区が描く「15分都市」の未来

こんにちは、ろこぴんです。
いきなりですが、都島区ってどんな印象がありますか?
梅田まで出やすくて、買い物にも困らない。それなのに、水辺や公園も多くて、どこか落ち着く。
「便利なのに、ちゃんと暮らしやすい」
都島区にそんな印象を持っている人も、多いのではないでしょうか。

実際に、大阪市内へのアクセスの良さに加え、自然や人との距離感も近く、子育て世代からシニアまで、幅広い世代が“住みやすい街”として支持されています。

そして、そんな都島区で今、新たなまちづくりが進められているそうです。キーワードは、「Beyond EXPO 2025」と、都島区まちづくりビジョン2040『都島区版15分都市』。今回は、便利だけではなく、居心地の良さや人とのつながりまで大切にした未来の街づくりについて、都島区長・藤岡慶子さんにお話を伺いました。

都心に近いのに、自然も身近「ちょうどいい暮らし」が叶う街

都島区の魅力としてまず挙げられるのが、交通アクセスの良さです。JR・京阪 京橋駅をはじめ、大阪メトロ 都島駅、JR 城北公園通駅など複数の駅があり、梅田や新大阪方面へもスムーズにアクセスできます。近年はオンデマンドバスの実証実験やシェアサイクルの整備なども進み、移動のしやすさはさらに向上しています。
一方で、北は淀川、西は大川、南は寝屋川に囲まれ、水辺の景色や自然を身近に感じられるのも都島区ならではです。桜ノ宮エリアでは散歩やランニングを楽しむ人の姿も多く、公園では親子連れがのびのび過ごしています。
「便利なのに、ちゃんと落ち着いて暮らせる」
そんなバランスの良さに惹かれて住み続ける人も多いと言います。藤岡区長も、「都心近接の利便性と、自然を感じられる環境の両方があることが都島区の魅力」とおっしゃっていました。

“15分都市”ってどんな街?

都島区が現在進めているのが、「都島区まちづくりビジョン2040」策定に向けた取り組み。その副題として掲げられているのが、“都島区版15分都市”です。15分都市とは、買い物・教育・医療・公園など、暮らしに必要な機能へ徒歩や自転車で15分以内にアクセスできる街の考え方。
ただ便利なだけではなく、「歩きやすい」「安心して移動できる」「子どもも高齢者も過ごしやすい」「人が自然と集まり、交流が生まれる」そんな“暮らしの心地よさ”まで含めた街づくりを目指しているのだとか。
区長は、「移動の便利さだけではなく、“ここで過ごしたい”と思える空間づくりが大切」と話します。
再開発やインフラ整備が進む中でも、人中心の視点を大切にしたい。そんな思いが、このビジョンには込められているのです。

子育て中だからこそ感じる、“近くにある安心感”

小さい子どもを連れての移動って、思っている以上に大変。病院、スーパー、公園、保育施設…。
「もう少し近かったら助かるのに」と感じる場面、ありますよね。都島区が目指す“15分都市”には、そんな日常の負担を少しでも軽くできればとの考えもあります。必要な場所にアクセスしやすいこと。安心して歩けること。
地域とのつながりを感じられること。毎日の暮らしの中では、そういう“小さな安心”の積み重ねが意外と大きいのです。都島区では現在、教育や子育て支援、防災などにも力を入れていて、プレパパ・プレママ向け講座や、地域全体で子育てを支える取り組みも進められており、「人の温かさ」を感じる場面も多くあります。

また、防災についても、小学生でも読みやすい防災冊子を制作。家族みんなで防災について考えられる工夫も行われています。“便利だから住む”だけではなく、「ここなら安心して暮らせそう」と思えること。それは、子育て世代にとって大きな魅力なのかもしれません。

水辺の自然を、“体験”として未来へつなぐ

取材の中で特に印象的だったのが、「子どもたちに、自分たちの街を好きになってほしい」という区長の言葉でした。都島区では現在、淀川河川敷を活用した自然体験や探究学習なども進められています。草花を使った色づくり、川辺の自然観察、風を感じながらの遊び体験など、都市部ではなかなか味わえない体験ができる環境も整っているからこそできる体験。実際に参加した子どもたちからは、「こんな自然が近くにあったんだ!」「また来たい!」という声も多かったそう。
さらに、自然を楽しむハンドブックや、季節ごとの自然をまとめたフェノロジーカレンダーも制作。“自然がある”だけではなく、“自然と関われる”こと。それもまた、都島区ならではの魅力だと感じました。

京橋エリアもさらに進化へ“通過する駅”から、“立ち寄りたくなる街”へ

現在、京橋駅周辺では再開発や歩行者ネットワークの整備も進行中です。京橋は、大阪の“ヒガシの玄関口”とも呼ばれるエリア。多くの人が行き交う街だからこそ、今後は「歩きやすさ」や「滞在したくなる空間づくり」が重要になってくるといいます。「通過する駅ではなく、“目的地になる街”にしていきたい」と区長。広場や滞在空間を整え、人が集まり、イベントや交流が生まれる場所づくりへ。昔ながらの親しみやすい飲食店街や、人情味のある空気感を残しながら、新しい魅力を重ねていく、そんな“都島らしさ”を大切にした街づくりが進んでいるのです。

「住みたい街」から、「住み続けたい街」へ

取材を通して感じたのは、“街をみんなで育てていこう”という空気感でした。行政だけではなく、地域の人、子どもたち、事業者、学生など、多くの人が関わりながら未来をつくっていく。今後、都島区の皆さんがまちづくりに関わっていけるようなプラットフォームづくりも検討されているそう。
すでに、子どもたちの声をまちづくりに取り入れる取り組みとして、中学生による“未来会議”なども実施されており、“みんなで考える街”という雰囲気が少しずつ広がっています。

便利さだけではなく、人の温かさや自然との距離感も大切にした街。近くに頼れる場所がある。安心して子どもを育てられる。少し疲れた日に、ホッとできる景色がある。そんな日常の積み重ねが、「この街が好き」という気持ちにつながっていくのかもしれません。都島区がこれからどんな風に変わっていくのか。
“住みたい街”から、“住み続けたい街”へ向かう未来に、注目したいですね!

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