こんにちは、ともともです!
最近、薬膳料理のお店が増えてきていますが、なんとなく苦そうで茶色いイメージを持っているのは私だけでしょうか?
薬膳料理とは一体何なのか、焼野にある薬膳料理教室キッチンアニスの中元 君子先生にお話をうかがってきました。
ともとも
まずはじめに薬膳料理教室を始められたきっかけを教えてください。
中元先生
以前は、自宅にてパン教室をしていたのですが、小麦は吸収が悪かったりすることもあり、これからは胃と腸をはじめ、体にいいものを食べよう!と、マクロビを検索したりしていました。その時に薬膳を知り、何でも食べるし自分に合っているなと思い、せっかく食べるなら身体に優しい薬膳をとの想いから料理教室を始めました。
ともとも
ちなみに漢方薬と薬膳料理の違いはなんですか?
中元先生
漢方薬は、病気の症状や体調を診て中医学の理論に照らし合わせて処方されるお薬です。複数の生薬を組み合わせて作ります。また、診断方法や中医学の理論により、生薬の分量は、変わり違いがあります。お薬なので、やはり副作用もあったり、体質においては、合わない場合もあります。緩やかに作用する場合や、身体とドンピシャに合えば速攻性のある漢方薬もあったりします。同じ処方の漢方を長く飲むと言ったことは、ございません。それは効いてないということなので、漢方薬を変えるなり、効き目を確かめて欲しいです。
薬膳は、中医学の理論に基づき、食材や生薬の効能を上手く組み合わせ、季節や体質を診たて、未病を改善する養生料理です。健康維持や病気の治療を目的に、見た目や香り、味、毎日食べることで身体も心も良くなるお料理をいいます。医食同源や薬食同源など食材なので、身体に優しいお料理です。
ともとも
今の季節にオススメの薬膳料理はありますか?
中元先生
薬膳料理は、お汁やおかゆがメインです。今の時期だと寒いので具沢山のお味噌汁がオススメです。その他に参鶏湯(サムゲタン)は、骨付きの手羽元や手羽先をお水から煮込むとお出汁がでるので、そこに棗(なつめ)、生姜、にんにくを入れると美味しいですよ。また、言葉にしながら食べると気が入ってくるので「寒いからこれ食べたらぬくもる」「体の湿気とるために、豆炊いた」などの言葉を発し、五感で食事を楽しんでみてください。
実は、貧血予防のために食べるほうれん草の胡麻和えや、酸味で身体を温める効能のあるお酢を使用した酢の物なども薬膳料理だそうですよ。
苦そうで茶色いイメージを持ちながら、知らず知らずのうちに作って食べていたなんて驚きです。
中元先生の夢は各家庭に1人、薬膳師を誕生させること!
効能や食材の知識、食べたらこうなると知るだけで家族の健康も守ることができるなら、教室に通ってみようかなって思いませんか?
お弁当作りのヒントを教えてくれるママとお子さんの薬膳講座や、出張レッスンもありますよー。
少しでも興味を持った人は、下記HPからレッスン情報をご確認くださいね。
レッスン受講中の生徒さんの声
★薬膳講座を受けているのは体が安定した健康な状態を保つには、食事が要になると実感し始めたからです。甲状腺の病気、花粉症、坐骨神経痛があり、命には直接関わらないものの、この状況は改善したい思いがあります。化学合成的なものが溢れるなか、せめて家での食事は安全で美味しい物を出来る範囲で、自分の健康はもちろん家族の健康のためにも食べさせたいと考えています。一人一人が健康であれば医療費も削減出来るはずです。薬膳講座を受けて素材全部の知識を頭に入れるのは大変ですが…というか中々出来ないと思いますが、それでも食材をみる視点が増えた事は良かったです。これは体を温めるや冷やす、元気やパワーがでるなど少しの体の不調に対して日常に取り入れやすい知識を教えていただけたのは有難いです。
★もともと薬膳は体に良さそうと興味があったのですが、苦くて難しいのかな?とも思っていました。でも中元先生の講座はとても分かりやすく、そして薬膳って普通の食事を少し変えるだけで簡単に取り入れられる物なのだと教えて頂きました。また毎回の美味しい料理が楽しみで、美味しかったレシピは家でも作れるので家族にも好評です。何度も繰り返し教えてもらうことで少しずつ取り入れられるようになってきました。習いに来てくださるお客様もとても楽しみにされていて、当サロンの人気の講座になっています。施術を受けに来てくださるお客様にもお食事のアドバイスを出来るようになれたらと思っています。薬膳はこれからも学び続けていきたいと思います。
キッチンアニス | |
【住所】 | 鶴見区焼野
(鶴見緑地駅 徒歩約8分) |
【電話番号】 | 06-6914-7321 |
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