こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
阪急百貨店9階にある阪急うめだギャラリーでジミー大西氏の画業 30 年を振り返る全国巡回展 「POP OUT」が6月14日から開催される。
約10年ぶりの個展の開催で、東京を皮切りに全国9ヶ所を巡り、オオトリに10ヶ所目の大阪での開催となっています。
岡本太郎氏の系譜を歩むジミー大西氏の画家として活動し始めた1990年代から、スペイン移住時代、多様な創作活動の時代、海外放浪時代、活動休止を挟んで創作活動を再開したあとの時代、と30年の創作活動を5つの時代に分けて作品が展示されています。
倉庫で保管している400点以上の作品の中から100点超を選んで展示していて、初期の水彩画から時代を経て油彩画、アクリル画と表現方法が変化していく様を楽しめます。時代と共に絵の雰囲気が変わっていったり、途中で陶器等の立体物もあり、見応えのある作品展になっています。最低でも1時間、出来たら2時間はかけてゆっくり見て欲しい作品数と展示内容です。会場内では写真撮影OKです!!
丁度中間地点辺りで特設アトリエ『ジミーの部屋』が設置されていて本人が在廊時に作品制作に取り組むため、在廊時に訪れた方はサイン会だけでなく、実際の創作活動を見学する事も出来るというユニークな仕組みになっています。
展示の最後の部分に今回の大阪での個展のために書き下ろした新作「百獣の王」が展示されており、昨年、創立110周年を迎えた吉本興業とかけて「百獣の王」と名付けたとか。
また、百獣の王というタイトルでありながらライオンではなくトラを描いているところもジミー大西氏らしさが出ているのではないかと思う。本当は「大阪のおばちゃん」にちなんでヒョウをイメージしていたが出来たらトラだった、とは本人談。
この作品は、アクリルと糸と木を使って作られているところが特徴なので細部までよ〜く見て下さい。
今回の個展は約10年ぶりで、次回もし開催するとしても10年、15年後だろうから、そのときは自分の追悼展になる、と語っていたジミー大西氏。また自分が生きて会場にいるのはこれが最後かも、とも。
それほど貴重なこの作品展、見逃す訳にはいかないはず。
作品展情報
ジミー大西画業30年記念「POP OUT」 | |
日時 | 2023年6月14日(水)~26日(月) |
場所 | 阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー |
入場料 | 一般 1,200円 大学・高校・中学生 1,000円 |
サイン会開催日程 | 17日(土)・18日(日)・ 24日(土)・25日(日)各日午後2時~ 各回先着200名様 サイン会当日、『Jimmy Onishi ART WORKS 1993-2022-ジミー大西・画業30年記念作品集-』(2,970円)を購入した各日先着200名に参加整理券を配布 |
公式サイト | https://website.hankyu-dept.co.jp/honten/h/gallery_jimmyonishi/ |
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