こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
やっとオープンしたインドパビリオン。オープン翌日に行ってみましたが、朝から入場制限が出て、1日中それが続く人気ぶりでした。
館内に入ると、過去、現在、未来と順に部屋があり、インドの昔から未来にわたる姿を垣間見れます。
現在の部屋ではインドはIT先進国らしく、デジタルなものばかり展示されています。未来の部屋では、最新の鉄道や橋、そして宇宙がテーマで、インドがこれからどこへ向かっているのかが良くわかります。特に宇宙産業は、アメリカ、ロシアについで世界をリードする存在なので注目度は高いです。
その先に進むと、そこは州のPRを目的とした部屋で、インド各地の州が1から2週間程度で入れ替わってその地の産業や自然、伝統工芸品や工業製品などを展示してPRしています。イタリアパビリオンでも似たようなことをやっていましたし、各パビリオンで何かしらのPR合戦は行われていることは間違いありません。
万博マニアの二神さんいわく、「過去の万博でもこういうPRや売り込みは行われていて、万博は単純に未来を語ってワイワイ盛り上がるだけのイベントでなく、しっかり実利のビジネスも裏では行われています」と教えてくれました。
さて、最後の5つ目の部屋では、「1地1品」というタイトルで、インドが国として認定している優れた伝統工芸品を展示しています。
インド中から集められた選りすぐりの製品ばかりなので見応えありでした。しかし展示品には何も説明がないので見るだけでは詳しいことはわからず。そういう時はこのマークのQRコードを読み取ると色々と情報が出てくる様になっています。
インドシルク100%でハンドメイドで作られたという、この青とオレンジの布は50万円くらいはするらしい、という話。
本当はこれらをみた後、ギフトショップでもっと手頃なものを購入出来るはずなのですが、まだ準備出来ておらず、その導線はないとのこと。
そっと教えてくれた情報によると、品物は裏の部屋に段ボール箱に入った状態で置かれているそうです。インドの皆さんは慌てる様子もなく、何も問題ない様に過ごしているということでした。
万博オープンから2週間遅れでパビリオンがオープンしても気にしていないのがよくわかる話です。こういう異文化体験が出来るのも万博の楽しみ方の1つですね。
ちなみにレストラン/カフェやギフトショップは近々オープンする予定なので、期待せずにそのうちオープンするだろう、と思って待ちましょう。
オープン後は、パビリオンの横を通って直接カフェやギフトショップに行ける様になるそうです。
世界一の人口を誇るインド。大陸の国らしく慌てずマイペース。そんな異空間をインドパビリオンで楽しんで下さい。

