ハンガリーミュージック、9月の予定 万博ストーリーズ

ハンガリー、パフォーマンス、万博

こんにちは、ぱぱ記者Kenです。

万博会場内のあちこちで鑑賞できる無料の音楽演奏会。
先日、鑑賞してきたハンガリーミュージックがすっかりお気に入りになってしまったので、9月に予定されているハンガリーミュージックの無料演奏会のスケジュールをまとめてみました。

全て、東ゲート近くのポップアップステージでの演奏で、無料で鑑賞できるものばかりです。

Tárkány Trió(タールカーニ・トリオ) 9月12日 @ 19:00 – 20:00 東ゲートゾーン ポップアップステージ 東外ハンガリー、パフォーマンス、万博Tárkány Trióは、ツィンバロム奏者タールカーニ=コヴァーチ・バーリントが立ち上げた、ハンガリーの伝統音楽を世界に届けるための特別なトリオです。ツィンバロムとはダルシマーとも呼ばれる打弦楽器で、アジアの遊牧文化とヨーロッパの音楽をつなぐ、ハンガリーに深く根づいた楽器。彼らはその音色を通して、古くて新しい音楽の旅へと鑑賞者を誘います。

Tárkány Trióの魅力は、ただの演奏にとどまりません。バーリントの圧巻のテクニックに加え、ツィンバロムの歴史や伝説的な奏者たちの物語も紹介してくれるため、観客は音だけでなく文化全体を楽しむことができます。

演奏される曲はハンガリー本土やカルパチア山脈、トランシルヴァニア地方など、現地の伝承者たちから直接学んだり、音楽学者のアーカイブから発掘された貴重なレパートリーばかり。失われつつあった音が、彼らの手によって生き生きとよみがえります。

今では多くのバンドがツィンバロムを使ってバルカン系のアレンジを加える中、Tárkány Trióはハンガリー本来の民謡の姿にこだわり続けています。熱のこもった舞曲から、どこか切ないバラード、そして即興演奏まで、さまざまな表情を見せてくれる彼らのステージはまさに唯一無二です。
本物のツィンバロム音楽を、ありのままの形で味わいたいなら——Tárkány Trióは、その最前線に立つ存在です。

Söndörgő(ションドルグー) 9月13日 @ 19:00 – 20:00 東ゲートゾーン ポップアップステージ 東外ハンガリー、パフォーマンス、万博Söndörgő(ションドルグー)は、伝統音楽の力強さ、クラシック音楽の緻密さ、ロックの熱量、そしてバルトークの音楽哲学の透明さを併せ持つハンガリー発の注目バンドです。

いま世界のワールドミュージック・シーンで最も革新的で魅力的なグループのひとつとして高く評価されています。
結成は30年前。メンバーは当時まだ子どもで、バンドと一緒に大きくなってきたような存在です。メンバー5人のうち4人は同じ音楽一家に生まれた兄弟といとこたちで、まさに家族で音楽を作り続けてきました。

まるでお腹の中にいる頃から音楽に触れてきたような彼らは、全員がブダペスト音楽院の民族音楽科で教えるほどの実力者。しかし彼らが目指しているのは「過去を再現する音楽」ではなく、「伝統が未来にどうつながるか」を追求することです。

2024年には、世界的ジャズサックス奏者クリス・ポッターを迎えた新作『Gyezz』をリリース。『Jazzwise』や『Songlines』などで高評価を獲得し、ワールドミュージックの各種チャートで1位を記録するなど大きな話題となりました。

2025年には結成30周年を迎え、ベスト盤+新曲入りの記念アルバムをリリース予定。ハンガリーの名ホールMüpaでは「シーズン・アンサンブル」に選ばれ、特別公演も行われます。
南スラヴやバルカンの伝統音楽を深く知りながら、常に“これからの音”を探し続けるSöndörgő。これからも、その革新と情熱は止まりません。

Kerekes Band 9月 24日、26日 @ 19:00 – 20:00 東ゲートゾーン ポップアップステージ 東外ハンガリー、パフォーマンス、万博“The shepherd raises the outlaw”(羊飼いが無法者を育てる)——そんなことわざがありますが、Kerekes Band(ケレケシュ・バンド)の音楽には、自由で荒々しく、型にはまらないスピリットが息づいています。

バンドを結成したフェヘール兄弟の家系は、1700年代から代々、エゲルの司教のもとで羊を追ってきた羊飼いの一家。曾祖父は、ハンガリーの作曲家コダーイ・ゾルターンが『マートラの風景』に描いた伝説の無法者をかくまっていたという逸話まで残っています。
そうしたルーツと、ハンガリーの“無法者の音楽”を常に新しくアップデートしていこうという情熱が、Kerekes Bandの原点。

牧羊笛、チャーンゴー地方のコボズ(リュート)、メズーシェーグのヴィオラなど伝統楽器が織りなすサウンドに、うねるようなベースラインとドラムが加わり唯一無二のグルーヴを生み出しています。その音は、どこか荒削りでタフ。だけど、どこまでも自由で解き放たれた感覚があります。だからこそ、彼らの音楽は国内外で多くの人の心をつかみ『Songlines』誌では「Top of the World Album」に選出。
ハンガリー国内の音楽賞も多数受賞し、ジャマイカからカザフスタンまで世界中をツアーで巡っています。

気づけば活動歴は30年超。伝統に根ざしながらも、常に新しい音を求め続けるKerekes Band。彼らの音楽を聴けば、過去と未来がひとつにつながっていることをきっと感じられるはずです。

気になるパフォーマンスがあったら、積極的に参加してみて下さい。

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