こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
継続的にフェムテック/フェムケアについて取り上げて紹介しているドットコムおおさかですが、今回はいつもと少し違った取り組みを紹介。
ケーブルテレビなどのサービスで知られるJ:COMが、社員や取引先などの関係者向けにフェムテック商品やサービスを紹介するイベント「J:COM meets Femtech! in ウエスト」を開催したというニュース。
社員のウェルビーイング実現や、昨今の社会情勢の変化に対応することを目的としているそうで、長期的には、同社で働きたい女性に魅力的な会社であることをアピールしたいという狙いもあるとか。
今回の取り組みは家族の健康課題に直面した男性社員が発案し、有志社員の自発的な活動により実現したものだそうで、常々男性が参画しないとフェムテックは普及しないと言い続けている私としては、見逃せないポイントです。
実際にイベントが行われたJ:COM社内の会場へ行ってみると、女性だけでなく、かなりの数の男性社員も会場へ足を運んで来ていました。
スタッフからフェムテック製品の説明を受けたり、ミニセミナーで女性の体調管理に関する話やフェムテック市場の規模など多岐にわたるテーマについて熱心に話を聞いていました。 女性参加者も、多くが初耳の情報や初めて見たり触れたりする製品に感心したり驚いたりで、良い機会ではなかったかと思います。
展示されていた製品は、フェムテック製品と言えそうな機器が目立ちました。スマホで操作する骨盤底筋トレーニンググッズ、電動クッションを内蔵し搾乳をサポートするハンズフリーブラ、低周波の電気刺激を腹部に貼った電極シートに流して月経痛を緩和させる機器、スマホから性別特有の健康課題を相談出来るAIアプリなど。
また、フェムテックイベントなら必ず見かける月経カップや吸水ショーツ、月経ディスクがあったり、過去にも紹介したことのあるTENGAのMen’s Loupeなどの男性向けの製品も並んでいて、全体的にバランスがよく、選別した人のセンスのよさを感じました。
また、会場に入ると老年期や更年期についてのパネルと関連製品が置かれていて、一般的なフェムテックイベントで見られる月経カップなどは最後の方に登場する流れに。その意図は入り口で引いてしまう人が出ない様に工夫した結果、とのことで主催する側も試行錯誤しながらの開催だということが伝わってきました。
同イベントは東京で最初に開催した際に評判がよく、大阪でも開催してほしいという声があったために開催に繋がったそうで、今後はJ:COMグループの拠点がある地方でも展開予定だとのこと。
企業が率先して女性の働きやすい環境整備を後押ししてくれるというのは良いことです。そして女性が女性を全面に出してやるのではなく、うまく男性を巻き込んで進めている点は大きいと思います。
会場へ来ていた男性諸氏は、こういう機会がなければまずフェムテックという時代の潮流や関連製品に触れたり話を聞く機会がないだろう世代の方が多く、社内で業務を遂行していく上でこれらについて知っているといないとでは、今後の業務のやり方や進め方に大きな差が出てくるはずですし、企業としてもその差の積み重ねが大きな差となって、業績に現れてくるでしょう。
今回のJ:COMの取り組みは、女性社員のみならず、男性社員や関係者、そしてJ:COM社自体にとってもメリットの大きい関係者全員がWin-Winになれるものだったのではないでしょうか。
「自分の働く会社でもこんな取り組みをしてもらいたい」「うちでもやってみよう」「こんな会社で働きたい」など前向きな影響が広がれば良いなと思ったイベントでした。
最後に、印象に残ったモノを選んでもらうとこういう結果になりました。睡眠カウンセリングが一番人気なのは興味深いところです。実際に触ったり体験したり出来た製品が人気の様です。そして、Men’s Louupeに1票入っているのも見逃せません!
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