こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
先日、あべのハルカス近鉄本店で開催されたフェムケアイベント「Love Myself ! 〜フェムケアの扉を開こう〜」に出店されていたブランドから色々とお話を聞いてきたので紹介します。
各社、また各担当者さんが熱い想いを持って伝えてくれたのですが全部は書ききれないので、興味を持った方は、ぜひHPやSNSなどチェックしてみて下さい。
murmoマーモ生理用品ブランドMurmoを展開する株式会社MurmurのCEOの高島華子さんが、自分の経験から生理時の不快感を軽減するために開発したのがMurmoの最初の製品の月経カップ。
それまでナプキン派だった高橋さんは、4年前に初めて月経カップを使用したところ、劇的に生理が楽になったことが開発のきっかけだったそうです。
月経カップを使用した結果、生理の不快感を我慢せず、日常の生活に近い状態で過ごせることがわかり、友人や知人にも紹介したところ、自然と仲間が集まり、本格的な開発の話が動き出しました。そこで仲間と一緒に自己資金を投じて開発に着手。国内外から50以上の月経カップを取り寄せて使用し、どんなモノが最適なのか徹底的に調べたそうです。3年の歳月をかけて完成した月経カップは今年の4月から一般販売が開始されました。
開発までの経緯の詳細は高島さんのnoteをご覧ください。
使い勝手は勿論、デザインにも拘っていて、細身のフォルムで長めのステムという形状にして、カップに独自設計のイージーラインを入れたことでくぼみができやすくなり出し入れを容易にしています。ラインを入れたことで挿入時にたたみやすく、国産で柔らかいのに反発力のある素材なので中で開きやすいという特徴も。イージーラインに関しては特許も申請中です。
Murmoの月経カップは長時間使用が可能ですが、輸入品が多い他社製品と比べると使用感が少ないので付けていることを忘れるほどだそうです。また長時間使用が可能なので災害時にも役立つ生理用品として「お守り」にもなります。使用後は水洗いや、水がなければティッシュなどで拭くだけでも大丈夫。
多くの人が持つ、生理用品は「隠すもの」や「恥ずかしいもの」という意識や考え方を変えたいと思っているので、月経カップのデザインを重視し、部屋に飾っておいても良さそうなデザインを選択しています。
独自に行った市場調査では、月経カップを知っている人は2人に1人程度。使ったことがある人は7~8%と12、3人に1人と激減。使わない理由は着脱の仕方がわからないから、という人が多いという結果に。
ご自分の経験や市場調査の結果を踏まえて試行錯誤の末に完成した月経カップは、現在、オンラインショップでの販売や、東京ではショップでも取り扱ってもらっているそうです。そして今回の様なフェムケア関連のイベントなどにも出店して実際に商品を見て触って感じてもらって、一人でも多くの女性に月経カップの使い勝手や快適さを伝える日々を送っているそうです。
sisifillesisifilleは、オーガニックコットンの専門商社がこだわって開発したコットン製の下着とナプキンのブランド。
タンザニアで生産されたフェアトレードのオーガニックコットンを使用しており、子供などを労働者としていない農家と契約して、製品を使用する人の肌にも、環境にも、そして関わる人全てに優しい製品づくりを目指しているとのこと。
購入者は、商品に付いているタグからQRコードを読み取ると製品のトレーサビリティが確認出来る安心感も提供。
sisifilleのナプキンが他社と違うところは、先ほども挙げたオーガニックコットンを使用していること、そして吸水性ポリマー不使用（ノンポリマー）である事、直接肌に触れるトップシートは自社で輸入したフェアトレードのオーガニックコットン100%、吸収体には植物由来のパルプを使用していること、エコテックススタンダード100という世界レベルの安全基準を満たしていルコと、日本製で香川県の提携工場で製造していること。
9年前から販売していたナプキンのパッケージを優しいデザインに変更したところ好評を得ているそうです。確かに可愛いデザインで手に取りやすそうです。
このパッケージも植物性由来の原料を使用。ボタニカルインクや卵の殻など環境に配慮した原料を使用することで石油由来の原料の使用量を最低限に抑えています。
ショーツやブラジャー、インナーなどの下着類もオーガニックコットンを使用して製造しています。ショーツは防水布不使用で、コットンの特徴の通気性と吸湿性を活かした製品。
オーガニックコットンのテキスタイルメーカーとして積み重ねてきた経験とネットワークなどを活かして高品質な製品を色とりどりに取り揃え、利用者にニーズに応えています。
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