こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
再びCommons館を訪問してきました。
今回はCommons館 Dで、以下の4カ国でお話しを聞いてきました。
赤道ギニア共和国名前の通り赤道直下にある国で、アフリカ大陸の南北の中央で西側の大西洋に面した位置にあります。
グアナバナやアタンガというフルーツが有名で、どちらも栄養価が高く健康にも良いとされています。
また、ペインティングや打楽器などの民族楽器、工芸品が展示されています。
その中で異彩を放っていたのがこの方!
なんとFUNG族のKINGだそうで、伝説的な英雄とのこと。FUNG族は同国の原住民族で、現在もその子孫たちがいます。例えば、この人。
椅子に座ってスマホをイジっているこの人もFUNG族の末裔だと紹介されました。ということは先ほどのKINGの血をひくスゴい人なのか???
説明をしてくれていた男性がおもむろに太鼓を叩き出し、節をつけて歌唱まで披露してくれました。
こういう明るい性格がいいですね。
ホンジュラス中米の国、ホンジュラスは、残念ながら外務省が渡航を制限する危険な国に含まれている国の1つ。現地の方がいなかったので、彼らの本音の声は聞けなかったので何とも言えませんが、首都は犯罪率が世界一高いと言われているらしいです。
それでもこの国にも当然歴史があり、文明があり、文化や人々の暮らしがあるので、その一片を見ることが出来る展示があります。
一番の注目は世界文化遺産に登録されている「コパンのマヤ遺跡」を3D化したデジタル映像で視聴出来ること。地中深くに掘られた地下道の中を巡ったり、その上の中南米版のピラミッドの中を覗いたり出来ます。ゲーム機のコンソールを使って操作するのでゲーム慣れしていないと、その操作が大変かも。
少しみにくいところはありましたが、なかなか見応えのある映像でした。一応シェアしてみます。酔わない程度にご覧下さい。
パキスタンインドのお隣の国、パキスタンは、ピンクソルトの一点張りです。世界でここだけでしか採取できないピンクソルトの塊を串刺しにして設置しています。また床に敷き詰められたフロア部分や壁際の端の部分に敷き詰められているのもぜ〜〜んぶピンクソルト。
国内北部にあるソルトレンジと呼ばれる全長300キロメートルに及ぶ山脈の中は全部塩の山になっているのだとか。8億年ほど前には海底だったところが隆起したもので、その過程で溶岩などの影響を受けて、様々なミネラル分や鉄分が加わり、この様なピンク色の岩塩になったとの説明。
山全体が岩塩なので掘るという感じではなく取り出すという感じらしい。
岩塩の色が白っぽいものから赤の強いものまであるのは、塩に含まれるその他の物質のせいで、色が濃ゆいものほど含まれる成分が多いのだそうです。
ピンクソルトを串刺しにしてある真ん中にイスがあり座れる様になっていますが、これはピンクソルトの成分が空気中に浮遊することによって体調を整えたり、健康を維持したり出来る効果があるので、それを体験してもらうために用意されたそうです。ただ数分程度座っていても実感はありませんでしたが・・・。
パビリオンの左奥にあるスクリーンが乗ったテーブルでは、岩塩が乗った丸いものを指定された場所に置くと、スクリーン上に写真と文字で説明が現れます。ピンクソルトについてや岩塩の採掘についてなどを学べます。
ピンクソルトの説明はこんな感じです。
含まれる成分の種類の多さにビックリ!
また、パビリオンの奥の壁一面を使った巨大モニターでは映像が流されていて、岩塩の採掘の様子や掘り出された岩塩の美しい姿がみられます。採掘の様子はこんな感じ。彼らのいる空間を形作っているのは全て岩塩の塊。
ここで作業していたら健康になるんだろうか?
パレスチナ現在、イスラエルとの戦闘で注目を浴びているパレスチナですが、その国土(?)全体が戦禍の中にあるわけではなく、大部分の地域は平常な生活を送っているそうです。
地域でいうとガザ地区は戦禍の中にありますが、ウエストバンクでは普通に日常生活を送っているので、そういう一面も知って欲しい、と仰ってました。
いつも戦争をしているわけでもなく、パレスチナにも文化や歴史、人の営みがあり、それらは他のどの地域の人たちが築いてきたものと変わらないものだということを知って欲しい、という思いで来ているとも。
確かに壁に展示されている写真やモニターを使って映し出されている映像からは、美しい自然や歴史を感じる建物、現地の豊かな食文化などがみてとれます。それらは確かに戦禍にある国の姿ではなく、美しい中東の国1つだというイメージを現しています。
パレスチナ人全員が戦闘員でもなければ、戦争を奨励しているわけでもなく、平和を望む想いは、全世界共通のものなのだと感じられるパビリオンです。


