こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
神戸港のウォーターフロントに建つファッションブランドのフェリシモの本社ビルの2階にあるフェリシモ チョコレート ミュージアム(神戸市中央区)。同社が運営するチョコレート愛が溢れるチョコレートに関するミュージアムだ。
同ミュージアム は、チョコレートとの新たな関係を育む場として、チョコレートを愛する人たちと一緒に創るミュージアムになることを目指し2021年10月にオープンした。
チョコレートには、食べる人も、作る人も、贈る人も、みんなを笑顔にする優しさと力があると考え、このミュージアムは、世界のチョコレートやカカオに関する歴史、文化、レジェンド、そして革新にまつわるさまざまな情報、ファッションやアートとの繋がりなどを収集、編集、発信することを軸に運営されている。
1歩足を踏み入れるとカカオの強烈な香りがする空間がある。そこにはチョコレート製造の過程ででるカカオ豆の種皮(カカオハスク)が大量に集められている。
以前は捨てられていたものだが、現在ではカカオティーや有機農業での再利用が進んでいるという説明があった。
カカオの香りに包まれた後は、チョコレートパッケージアワード2026にノミネートされたパッケージを見学。
両サイドに展示されているパッケージは、5つの基準で審査された。
「特別感・ご褒美感」を感じるパッケージとして目を引くデザインか、商品のコンセプト(特徴・差別化ポイント)がデザインに反映されているか、デザインの背景や作り手への想い、パッケージにまつわる物語が感情を動かしてくれるか、使い勝手や環境配慮に加え「飾れるか」「自立するか」「二次利用できるか」という私的な機能もあるか、パッケージという物体として、また、すぐれたデザインとして、次の世代に残していきたいか、という5つのかなりこだわりを感じさせる基準を設定し、審査員が検討を重ねて選んでいるのだ。
2026年の大賞を受賞したのは、一輪のバラが描かれたパッケージ。
ミュージアムショップでも同デザインを描いたパッケージの商品、チョコサブレが販売されている。
ほかにも印象的なデザインのパッケージが多数展示されている。

また、同ミュージアムでは、ショコラティエの想いや創造性が余すところなく表現されたパッケージの意義を後世に伝えていくために、世界中のチョコレートパッケージを収集、展示、保管しており、保管してるパッケージの数は3万を超えて現在も増え続けている。その中から約19000のパッケージを常時展示し、定期的に一部を入れ替えているので、来館者は常に新しいパッケージと出会える。

海外のパッケージデザインも見ものだが、日本のパッケージほど創意工夫を凝らしたパッケージは諸外国では見られないそうなので、日本のパッケージもじっくり鑑賞してもらいたい。

常設展時のパッケージ以外に企画展が並行して開催されている。先ほどのチョコレートパッケージアワード2026もその一つだが、それ以外に、アーティストの吉田マリモが架空のパティスリーになって、イマジネーション豊かなチョコとお菓子のオブジェを創作、展示している「目と感覚でお菓子を味わう~日々を彩るパティスリー marimo~」や、デジタルアートのクリエイティブ集団Switchによるインタラクティブアート「不思議なチョコレート劇場」を楽しめる。

目と感覚でお菓子を味わう~日々を彩るパティスリー marimo~

目と感覚でお菓子を味わう~日々を彩るパティスリー marimo~
「不思議なチョコレート劇場」は、部屋の中程にあるテーブルの上に用意されたチョコレートの箱を置くことで、部屋中の壁にデジタルアートが投影される仕組み。
映像を楽しむだけでなく、投影される映像に触れることによって自らの手でチョコレートを作りあげていくような疑似体験ができる面白さが盛り込まれたインタラクティブなアートになっている。また、置く箱によってコンテンツが違う、神戸やチョコレートについての豆知識を学べるものなどもある。
現在開催中の企画展は10月4日まで。チョコレートパッケージアワード2027に向けたパッケージの応募は受付中なので、自慢のパッケージを所有している人は応募してみては。
フェリシモ チョコレート ミュージアムは、コンパクトに纏められた空間で、普段意識しないチョコレートのパッケージや歴史、カカオについてなどを学べるユニークな存在だ。
鑑賞して巡るだけでなく、もっと詳しく知りたい、という人にはミュージアムガイドが用意されている。平日月曜日から金曜日の毎日1日1回、16時からミュージエンヌ (スタッフの事)がミュージアムや展覧会について簡単なガイドを行ってくれる(約20分・無料)。希望者は来館時に受付にて申込。
営業時間は、午前11時から午後6時。入館は午後5時半まで。料金は、一般が1,000円 、学生(中学・高校・大学生)が800円、小学生が300円、小学生未満 無料。
詳細は、https://www.felissimo.co.jp/chocolatemuseum

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