こんにちは、ドットコムおおさかです!
GW明けに飛び込んできたニュースに驚いた方も多いのではないでしょうか?
高校の授業料を所得制限なしで無償化
大阪府内の公立・私立の高等学校に通う場合、現在の制度では「国の就学支援金」と「府の授業料支援補助金」があり、すでに一定の所得未満の世帯では授業料の無償化が実現していました。
こちらは現在の制度で受けることが出来る支援金と保護者の負担額を表にしたものです。
(参考として保護者のどちらかが働いている、高校生1人・中学生1人がいる4人世帯の例です)※年間授業料は60万円としています
年収目安(保護者合算) | 課税標準額×6%-市町村民税の 調整控除額(保護者合算) |
(国)就学支援金 | (府)授業料支援補助金 | 保護者負担額 |
590万円未満 | 154,500円未満 | 396,000円 | 204,000円 | 0円 |
800万円未満 | 251,100円未満 | 118,800円 | 381,200円 | 100,000円 |
910万円未満 | 304,200円未満 | 118,800円 | 181,200円 | 300,000円 |
910万円以上 | 304,200円以上 | 0円 | 0円 | 600,000円 |
★現行の制度については大阪府のホームページをご確認ください。(https://www.pref.osaka.lg.jp/shigaku/shigakumushouka/)
今回発表された方針では、これまで支援を受けても一部負担があった世帯・所得制限により全額負担してきた世帯も等しく支援を受けることが出来るようになります。
吉村知事は府知事選の公約として「所得などに関係なく自らの可能性を追求できる社会を実現する」と掲げていましたが、まさにその公約を実現するということです。
2024年度の高校3年生から段階的に所得制限の廃止を進め、2026年度には高校1~3年生まですべての学年で授業料の完全無償化を目指すとのこと。
現在中学1年生の子どもたちから、高校の3年間がまるっと無償化になるそうです。
完全無償化と言われるが、注意しておきたいこと
「完全無償化」との響きはすごいですね。
喜ぶ前にひとつ注意しておかねばならないことは、無償化となるのは「授業料」であるということです。
学校に入学するとなると授業料以外にもいろいろと物入りですね。はい、これらは有償です。
私立となると入学金はじめ制服代やら施設代、タブレット等の電子機器代、課外活動費などまとめるとなかなかの金額になります。
勘違いすると慌てることになるのでご注意ください。
大阪府外の私立高校に通う大阪府民の生徒も無償化へ
現在は大阪府内の高校のみ対象でしたが、今後は大阪府外の私立高校に通う大阪府民の生徒も授業料完全無償化の対象とする方向のようです。
大阪公立大学も授業料無償化へ
高校の完全無償化と同時に、大阪公立大学の授業料の完全無償化についても来年度から段階的に導入し、こちらも2026年度にすべての学年で無償にする方針であることが発表されました。(大阪府民を対象)
子育て世帯には注目の政策ですね。
現時点ではまだ大阪府のホームページなどでは発表等ありませんが、今後要チェックです!
■大阪府ホームページ
https://www.pref.osaka.lg.jp/
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