こんにちは、ぱぱ記者Kenです
ブラジルパビリオンでは、10月4日、6日と7日に、ドキュメンタリー映画「波が砕ける場所(Onde as Ondas Quebram)」を上映します。
本作の監督である茶屋道イナラ氏は、自身の家族の物語を通じて日系人としてのアイデンティティを探りながら、ブラジルと日本に引き離される日系ブラジル人の二つのディアスポラの歴史を描き出します。
同作は、両国の人的交流の未来について改めて考えるきっかけを与えてくれます。監督のイナラ氏はブラジルでは「ジャポネーザ(日本人)」と見なされる一方、日本では自ら「外国人」であると感じたと語ります。父親は非日系の女性と結婚し、伯父たちは30年以上日本で暮らしているにもかかわらず、自分たちをブラジル人だと考えているそうです。さらに、日本で生まれ育った従姉妹たちは、日本以外の国を知らない「ブラジル人」だと言います。
イナラ氏は、自身の家族の歴史を、1908年にブラジルに渡った日本人移民の歩みと重ね合わせながら描き出しています。この作品はすでにアメリカ、カナダ、ポルトガル、ブラジルと日本で上映されている国際的に認知された作品になります。
茶屋道イナラ氏は、ポルトガル在住の日系ブラジル人ドキュメンタリー映画監督です。15年以上にわたり、ノンフィクション作品を手がけていて、ブラジルのロンドリーナ州立大学ジャーナリズム学部で映画を専攻した後、アメリカのUnionDocsでドキュメンタリー映画を学びました。現在は、ポルトガルのミーニョ大学大学院修士課程でオーディオビジュアルを専攻しています。
日本と違い、海外では社会に出た後大学へ戻る人が多いのですが、イナラシ氏もその系譜を引いていて、より深い知識と高い学位を得ることで今後のキャリアにプラスになると考えているのかもしれません。
すでに10月4日分の予約は定員に達しており、3日から6日分が予約可能になるので、興味のある人はすぐに予約を。
詳細
日程:10月4日、6日、7日
時間:17時~18時30
場所:ブラジルパビリオン
料金:無料
予約:https://www.eventbrite.com/o/brasil-pavilion-113022319641

