こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
チェコパビリオン内のオーディトリアで行われたジャズの演奏会。9月19日から21日までの3日間で1日3回の演奏でした。
毎回、満席になる人気ぶりで、演奏は勿論、演奏後も観客が一緒に写真を撮ったり、楽器や楽譜にスマホのカメラを向ける人も多数いて、その人気ぶりを感じました。
Kristina Barta Trio feat. Martina Bartaはチェコ系ドイツ人でピアニスト兼作曲家クリスティーナ・バルタとチェコ人ドラマーでクリスティーナの夫のマレク・ウルバーネク、そしてスロバキア人ベーシストのペテル・コルマンの3人組のバンドに、ジャズシンガー兼ミュージシャンでクリスティーナの姉妹のマルティナ・バルタが歌唱で参加しました。

クリスティーナ・バルタ

マレク・ウルバーネク

ペテル・コルマン

マルティナ・バルタ
コンサートで演奏された楽曲はクリスティーナの4枚目のアルバム「Red Landscape」から曲を選択。やさしい音色で、ノリの良いポップなジャズとは違い、気持ち良くグルーブできそうな選曲でした。その演奏は「情熱的で、表現豊か、雄弁で、そして頑固」と評されています。オリジナル作品に加え、チェコとウクライナの民謡をアレンジした楽曲も演奏され、幅広い音楽を楽しめました。
アルバムのインスピレーションは、チェコの風景、そして歴史的あるいは現在チェコと関わりのある風景からイメージして生み出されたそうです。風景に加え、平和、自由、そしてコミュニティといったテーマも探求されています。
カーネギーホール、ベルリン・フィルハーモニー、ジャズ・アット・リンカーン・センターといった名門の舞台で活躍するクリスティーナとトリオのメンバー、そしてマルティナが今後来日した際には機会を逃さず、演奏を聴きに行きたいものです。

