こんにちは、ぱぱ記者Kenです。
オーストラリアパビリオンでは、先住民ウィークと題して様々なイベントやパフォーマンスが開催されていますが、その裏では先住民が経営するビジネスの商談も行われているんです。
この日行われていた西オーストラリア州政府主催の「西オーストラリア先住民族ビジネスリーダーフォーラム」と南オーストラリア州政府主催の「先住民ショーケース&ネットワーキングイベント」に参加して来たのですが、他にもクイーンズランド州主催のイベントなど複数のイベントが午前、午後、夜と開催され、先住民のビジネスをあらゆる角度から盛り上げていました。
「西オーストラリア先住民族ビジネスリーダーフォーラム」では、「西オーストラリア州First Nation(先住民)起業家による革新的な事業連携の可能性」をテーマに、先住民起業家が来日。テクノロジー、ファッション、先住民観光、エネルギー関連など多様な産業界からの登壇者が、実際の事業ケーススタディをもとに、日本との新たな事業創出や投資機会の可能性を紹介していました。日本側の参加者は関西を中心に先住民のビジネスに関心がある企業やすでに接点を持っている企業など。
先住民の居住地域などアウトバックと呼ばれるような場所へいき、彼らの生活様式や自然との関わりを体験できるツアーは、すでに人気を得ており毎年、参加者が増加しているそうで、私も参加したくなりました。
別記事で紹介したキリキンのShannonさんもキリキンのオーナーに変わって見事なプレゼンテーションを行っていて、個別にインタビューした時とは違う顔を見せていました。
全体的に、和やかな雰囲気はありつつも、ビジネスイベントという緊張感のある時間でした。
「南オーストラリア州政府主催先住民ショーケース&ネットワーキングイベント」では、立食形式のカジュアルな雰囲気でのイベントでした。ネットワーキングというだけあって、最初に先住民のビジネスオーナーの皆さんが商品の背景にあるストーリーや文化的な意義、そして持続可能な取り組みについての話も織り交ぜながら、自社製品の紹介をした後は、自由歓談で、サーブされる食事やワインを楽しみました。
紹介された製品は、南オーストラリア州の先住民の人々が手がけるMunda ワインやSeven Seasons Green Ant ジン、先住民に伝わる植物を活用しウェルビーイング製品を展開するDiramu Skincareなどで、会場内に実際の製品が用意されているので、品物を見ながら個別に説明を聞くことができました。
また各生産者は、これから日本市場に売り込んでいきたいとのことだったので、興味ある人は、問い合わせてみてはいかがでしょう。
料理は、南オーストラリア州産の食材を使った料理と選りすぐりのワインをペアリングしているので、赤、白とグラスを変えながら順番に出てくるオージービーフや南太平洋マグロなどの素材を使った料理を楽しめました。
そして20時頃に打ち上げられた花火が、並びに建つパビリオンの間から綺麗に見えるというおまけもついていて、最後までワイワイしながら楽しい時間となりました。
先住民について、様々なことを多方面から紹介しているこれらのイベントを介して、少しでも日本でも先住民についての理解が広がることを期待したいです。

