こんにちは。ろこぴんです。
今回わくわく城東のまちのお医者さんのコーナーでも紹介された『まるやま歯科クリニック』の丸山先生がむし歯についてわかりやすく教えてくださいました。
みんなにも知ってほしいので、先生のお話を紹介しますね。
『感染の窓』について
ミュータンス菌(むし歯菌)の母子感染については証明されていますが、スプーンで与えただけで本当に100%感染するでしょうか?
仮に与えたとして、むし歯を防ぐ方法はないのでしょうか?
お口の中を列車にたとえてみますと、まず格納庫である母体の中ではだれも乗客はいません。
始発駅である産道で乗車するのは、大腸菌や乳酸菌と呼ばれる乗客です。
しかし、乳酸菌の乗客が増えると大腸菌はすぐに下車します。
乳酸菌は名前のとおり乳酸を出す細菌です。大腸菌は酸に弱いのですぐに逃げ出すのです。
しかも、乳酸菌の仲間は母乳が大好物。母乳を飲むことですぐに増えます。
また、腸の中ではこの酸によって他の雑菌の発育がおさえられます。だから健康に良いとされています。
続いて、菌の萠出(もだし:この場合6か月頃からの歯が生え始める時期)駅を通過すると、ミュータンス菌が乗車しはじめます。
この客の多くは出発して19~31ヶ月の駅で乗車します。
19ヶ月駅で25%、31ヶ月で75%になります。なので、この区間のことを『感染の窓』と呼んでいます。
ミュータンス菌の乗客には好みの列車があります。砂糖がたくさん含まれた列車です。すぐに大混雑になります。
その砂糖を食い荒らし、ネバネバ物質を作り出すと掃除が大変です。しかも、一度乗車させると下車させるのは至難の業です。
しかし、この客は砂糖のない列車には乗りたがりません。そして『感染の窓』の区間に乗車させなければそれ以降は他の善良な客が乗車します。
善良な客で満員になればミュータンス菌が乗車できません。しかも、その間に唾液中のカルシウムによる塗装が進み列車は頑丈になり性能が高まります。
つまり、3歳頃までの侵入を防げば他の菌が住み着きミュータンス菌が入ってこれなくなります。
さて、事実としてお母さんの口の中にミュータンス菌が多いと子どもも多くなるというものがあります。
ミュータンス菌の70%はお母さんからきます。なので、”むし歯は感染症”と呼ばれているのですが、感染ってなんでしょう?
感染の定義とは
① 侵入 ミュータンス菌が口に入り歯にたどりつく
② 定着 エサの砂糖があり、歯の上に住みつく
③ 増殖 ミュータンス菌が増え住み家ができる
これでいうと、スプーンで与えるというのは侵入の機会があったということです。
つまり、これだけでは感染とは言えません。それに、ミュータンス菌は歯の萠出以降に住み始めます。萠出以前は住む場所がないのです。
侵入の機会をへらすためには、もっと大事なことがあります。
それは、母親のむし歯の治療をする、家族全員のミュータンス菌を減らすことで侵入の機会を減らすことです。
子どものためにも自分のお口のミュータンス菌を減らしていってくださいね。
先生のお話いかがでしたか?
電車に例えてくださり、すごくわかりやすかったですよね♪
むし歯になりにくい環境を作るには、ケアももちろんですが3歳までは砂糖に注意することが大切。
そして、家族の口内にむし歯菌があると、そこから感染につながるので家族みんなのケアが必要だということですね。
参考にしてみてね♪
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